青春女学生日記

解説

「ステラ・ダラス(1937)」「紅雀」のアン・シャーリーと「天使の花園」「民衆のために」のナン・グレイが出演する映画で、「ある父の横顔」のジョン・ブラームが監督した。脚本は「大地」「花嫁は紅衣装」のテス・スレシンガーが自ら書卸したストーリーを「人妻日記」のリチャード・シャーマンと協力して執筆したもの。助演者は新進のドロシー・ムーア、「テスト・パイロット」のグローリア・ホールデン、「ステラ・ダラス(1937)」のマージョリー・メイン、「大渓谷の呼声」のノア・ビアリー・ジュニア、ケネス・ハウエル、ドリス・ケニヨンその他でキャメラは「素晴らしき休日」「隊長ブーリバ」のフランツ・プラナーの擔任である。

1938年製作/アメリカ
原題:Girls School

ストーリー

マグノリア女学校の給費留学生ナタリーは、義務として生徒監督を命ぜられ、1周ごとに生徒たちの行状を報告しなければならなかった。ある朝彼女はリンだが夜間に寄宿舎を抜出して、朝になって帰って来たのを見たがそれは報告の中から消しておいたが、舎監に問いつめられたのでそれを白状した。リンダは相愛の青年エドガーと校庭で一夜を明かしたのである。学校は彼女の両親を呼出して説論を加えることになった。リンダを始め他の女生徒たちは皆ナタリーが余計なことをしたからだと恨んだ。リンダの父母は別居生活をしていた。気位のたかい彼女は今度の事件からそのことが皆に知れるのを非常に嫌がっていた。ベテイからそれを聞いたナタリーは、校門でリンダの父を迎え、娘のために両親が揃って仲良く来てくれるように頼んだので、何も知らぬリンダは父母が仲直りをしたと思って非常に喜んだ。娘が放校処分になりそうなのを知った父親は、無事に卒業すれば学校に研究室を寄付するとほのめかしたので、学長の取り成しもあって生徒自治会は彼女の放校を否決した。このことがあってから、リンダの父母は再び元の仲に帰ったが、ナタリーの心尽しを知らぬ皆はいつも彼女を仲間除けにした。やがて卒業前の舞踏会が開かれることになり、リンダはその夜エドガーと駈落ちして結婚する約束をしていた。ナタリーの許へリンダの父親から花が贈られた。一同が美しく着飾って男の友達と踊っている時、ナタリーは友人の苦学生ジョージを相手に踊った。ところがリンダは彼女が父から貰ったと同じ花をナタリーが着けているのを見て泥棒呼ばわりしたので、さすがのナタリーも堪りかねて彼女の頬を殴った。貧乏ゆえに身に覚えのない罪を被るより、ナタリーは学校を止めようとまで思ったが、リンダは花につけた父の手紙を見て自分の誤解を知り泣いて許しを乞うた。

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