青春来る(1931)
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解説

「凸凹海軍の巻」「令嬢暴力団」の原作者ジョージ・マリオン・ジュニアが、モーリス・ベデル作の小説「モリノフ」からモティフを借りてストーリーを組み立て、「凸凹海軍の巻」「令嬢暴力団」の脚色者マリオン・ディックスが脚本にまとめ上げ、「青春倶楽部(1930)」と同じくロイド・コリガン、ノーマン・Z・マクロード両氏が共同監督した映画である。主演者は「青春倶楽部(1930)」「令嬢暴力団」のチャールズ・バディー・ロジャースで、助演者は「パリ選手」「若き翼」のスチュアート・アーウィン、「巴里選手」に抜擢されたフランセス・ディー、ウィリアム・オースティン、マチルド・コモン、ベティー・ボイド、イヴリン・ホールなど。撮影は「放浪の王者(1930)」「令嬢暴力団」のヘンリー・ジェラードが担任である。

ストーリー

騎手のラリーと調馬師のアンブローズはアメリカから馬を連れて英国に渡り、競馬でひと儲けをもくろんだが目算がらりと外れて文なしになり、馬を売り却したがおっつかず、遂にラリーはロンドンのある服屋のマネキン・ボーイに、アンブローズは同じ店のサンドウィッチマンに雇われて糊口を凌がなければならなかった。ある日ラリーは貧乏貴族の娘エリノアに逢い、一目で彼女が好きになったが、彼女も彼を相当裕福な紳士だとばかり思い込んでしまった。服屋を首になったラリーは間もなくロームシャーに最近邸を買ったばかりの南米の富豪コルテス家の料理人頭に雇われ、アンブローズは彼の下働きになった。エリノアは伯母や従兄や従姉達と一緒にコルテス家の近所に住でいたので、ラリーはエリノアを訪れたが、エリノアの伯母は彼を不良扱いにして追い出してしまった。コルテス氏はラリーを雇い入れると間もなく商用で旅行したが、留守中にラリーはコルテス夫人に取り入り夫人を説きつけて自分の馬を買い戻し、これで競馬に出場することになった。いよいよ競馬の日にラリーは前祝いをするために近所の貴族達を大勢朝食に呼んだ。エリノアもむろん招待された彼女はラリーの素性も知らずコルテス家の主人だと思い込んでいた。ちょうどその折りこの家の主人コルテスがひょっくり帰宅してこの有り様を見て立腹し、即刻ラリーに解雇を申し渡した。そこでラリーはお客の前で初めて自分の素性を明し、ローシャムーから去ろうと決心したが、一方コルテス夫人はじめ、来客から召使いまでラリーの馬にかけているので、コルテス氏を宥めて、ラリーに停まって競馬に出場してもらった。エリノアはラリーが素性を打ち明けると同時にどこかへ姿を隠したが、これはラリーと一緒にロームシャーを去る決心をして、停車場へ先回りしてラリーを待っていたことが知れた。ラリーも彼女から話を聞いて勇気百倍し、競馬に出場して見事に一着を占め、巨額の賞金を得、永久にエリノアの愛を独占することが出来た。...

作品データ

原題 Along Came Youth
製作年 1931年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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