青春学園

劇場公開日:

解説

「二人の青春」と同じくアンディ・ハーディ・シリーズの一環をなす映画で、1937年以来、すでに15本作られているがこれは14本目の1944年度作品である。「二人の青春」のミッキィ・ルーニィ、同じくルイス・ストーン、フェイ・ホールデンらが出演する。劇作家オーラニア・ルーヴェロールの筋より「二人の青春」のアグネス・クリスティン・ジョンストン、「隠れた眼」のハリィ・ラスキン「少年牧場」のウィリアム・ルドウィグの3人が協同でシナリオを書き「二人の青春」のジョージ・B・サイツが監督に当たり、同じくレスター・ホワイトが撮影に当たっている。

1944年製作/107分/アメリカ
原題:Andy Hardy's Blonde Trouble
配給:セントラル
劇場公開日:1950年1月31日

ストーリー

アンディはハイスクールを卒業すると、父親の母校ウェインライト・カレッジに入学すべく故郷の町を後にする。途中汽車の中で、アンディはケイ・ウィルスンという娘に夢中になってしまうが、彼女はアンディと同様ウェインライト・カレッジの新入生であった。ところがそこへスタンディッシュ博士なる中年紳士が現われてケイの心をひき、アンディは子供扱いされてしまう。その時車中を気取って歩くブロンデ娘に流し眼を送られアンディは有頂天になってしまい、しばらくして同じ娘にいたずらをすると今度はひじ鉄を食い、訳が分からずびっくりしてしまった。実はその娘は同一人でなく二子姉妹で、ウィンク娘をリー、ひじ鉄娘をリンといい、父親がまじめな娘リンをカレッジへやり、いたずらなリーを伯母のもとへ送って別居生活を計ったのであった。そこで姉妹はふところが淋しかったので、リーはアンディを欺して所持金を取りあげた。やがてカレッジ新入生となったアンディの主任教授は学長だったが会ってみるとびっくり、それは車中のスタンディッシュ博士であった。さて再びリーにめぐり会ったアンディは、彼女に返金を迫ると彼女は町の酒場に働いて返金を約した。一方アンディに好意をもつようになったケイは其の夜彼と逢い引きを約す。喜んだアンディは町の酒場にリーを尋ねてその夜のリーとの約束を取り消しに出かけて、そこで始めて二子の真相を知る。義侠心のアンディは早速寄宿舎へ忍び込んで姉妹の父親へ長距離電話をかけ、学長の声色を使って姉妹の同居を認めさせようとした。運悪く入口で舎監につかまり、学長にばれそうになったので、アンディは家門の名誉を考えカレッジ逃亡を企てた。すると丁度彼を訪問にきた父親にバッタリ出会ってしまった。父親は学長と同窓の旧友だった。やがて万事は氷解した。

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