世紀の女王

劇場公開日:

解説

『水着美人』として人気のあるエスター・ウィリアムスをわが国に初紹介するこの作品は、彼女の出世作とのなったもので、「下町天国」のジャック・カミングスが製作し、「アニーよ銃をとれ」のジョージ・シドニーが監督したミュージカル。カーティス・ケニヨン(「タルサ」)、M・M・マッセルマン(「タンジールの踊子」)とケネス・アールが共同して書き下ろししたストーリイを、ジョセフ・シュランクが脚色し、ドロシー・キングスレイ(「スイングの少女」)、アレン・ボレツ(「悩まし女王」)フランク・ウォルドマンの3人が協力して脚本化した。撮影は「踊る海賊(1948)」のハリー・ストラドリング、音楽監督は「イースター・パレード」のジョニー・グリーン、舞踊監督は現在監督のジャック・ドノヒューと「アニーよ銃をとれ」のロバート・アルトンが夫々担当する。「デュバリイは貴婦人」のレッド・スケルトンがエスターと共に主演し、「情炎の海」のバジル・ラスボーン、「ジョルスン再び歌う」のビル・グッドウィン、ドナルド・ミークらが助演する他、オルガンのエセル・スミス、ハリー・ジェイムスとその楽団(歌手ヘレン・フォレスト)、ザヴィエ・クガーとその楽団(歌手リナ・ロメイ)、バリトン歌手カルロス・ラミレらが出演する。

1944年製作/101分/アメリカ
原題:Bathing Beauty
配給:MGM日本支社
劇場公開日:1952年1月3日

ストーリー

ブロードウェイの流行作曲家スティーヴ(レッド・スケルトン)は熱愛する大学の水泳講師キャロライン(エスター・ウィリアムス)と加州で結婚式を挙げている時、彼に作曲を依頼しているショウのプロデューサー、アダムス(バジル・ラスボーン)は彼の仕事が遅れてはと、3人の子供を連れた女を彼の妻だと名乗らして結婚式場へ出現させた。怒って大学へ帰ったキャロラインの後を追ってスティーヴは、規則の不備をついて女子専門のその大学に入学し、何とか彼女の誤解を正そうとした。キャロラインをはじめ、そこの教授連は女子専門の大学に男子学生がいるのは風紀問題にかかわると、何か彼の落ち度を見付けて放校処分にしようとするが、要領のいいスティーヴはボロを出さない。遂にキャロラインが誘惑役になって彼を門限に遅らせるという手段がとられたが、2人が共に食事をしダンスをするうち、誤解も消え昔日の恋人同志になってしまい、てをたずさえて学校を去った。やがてスティーヴの作曲により、キャロラインを主役とする水上レヴューが華やかにくりひろげれらた。

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