地獄への待伏せ

劇場公開日:

解説

トマス・S・グリーズとロッド・アマトーの脚本をアマトー自身が監督した西部劇。撮影は「テーブルロックの決闘」のジョセフ・バイロック、音楽は「東京ファイル212」のアルバート・グラッサー。主演は「誇りを汚すな」のジョン・アイアランド、「勇者の汚名」のウェイン・モリス、「風と共に散る」のドロシー・マローン、「底抜け西部へ行く」のロン・チャニー・ジュニア。

1951年製作/アメリカ
原題:Bushwhacker
配給:フリーナット提供・洋映配給
劇場公開日:1957年6月1日

ストーリー

南北戦争が終り、一兵士として参加していたジェフ(ジョン・アイランド)は生命の尊さを身にしみて感じた。彼は二度と人を殺す銃を手にすまいと決心、新生活開拓に西部へと旅立った。途中ジェフは小さな農場をもつロイドという男に会うが、間もなくロイドは妻とともに土地の勢力者テイラア(ロン・チャニー・ジュニア)一味に殺された。理由はロイドがテイラアの地所を侵したからというのだ。新聞を発行しているピーターという男はテイラアの非道ぶりを攻撃し始めた。彼はジェフが当てのない旅を続けるのを知って自宅に泊まるようすすめた。ジェフはピーターの家に入って久しぶりに柔らかいベットに横になった。と、彼は突然拳銃を構えた1人の娘に叩き起された。ピーターの娘、勝気なキャシイ(ドロシー・マローン)である。キャシイはジェフの弁解も聞かず、不法侵入だとシェリフに渡した。だがジェフは、留置されている間に、このシェリフのハーディングがテイラアの策謀で現職についたことを知った。そしてテイラアが、この土地に鉄道が敷設されることを見越し、土地を買い占めようと農民たちに圧迫を加えていることが判った。ジェフは間もなく釈放された。が、テイラアはギャングを雇い農夫たちを皆殺しにしようとした。これを知ったピーターはテイラアを攻撃怒ったテイラアは暴力団を差向けピーターを殺し印刷機会を破壊させた。この暴力に対し警察は無力だった。身の安全をはかってテイラアを逮捕しないハーディングにジェフも黙ってはいられなかった。農夫襲撃しの準備は、テイラアの娘のラノ手で進められた。荒くれ男30人が狩り集められ、暗夜に乗じて集落を攻めようとした。この情報を知った農夫たちは自衛のために立上った。軍隊の経験をもつジェフもこれに味方しようと決心した。女子供を待避させたジェフたち農民側は、二手に別れて敵の来襲を待った。やがてテイラアの暴力団が押し寄せた。一斉に起こる銃弾のひびき。だがジェフの作戦が功を奏してテイラア一味は惨たる敗北を喫した。危うく逃れたノラは父の友人ジャスティンの経営する銀行へ駈けつけ預金を引出して高飛びをはかったが、ジャスティンに逆に倒された。ジェフはキャシイと新聞を再建することにした。

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