劇場公開日 1955年9月23日

重役室のレビュー・感想・評価

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4.0ロバート・ワイズ監督、初期の佳作

2022年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

TSUTAYA発掘良品の棚にあったのでレンタルしたDVDだが、TSUTAYA発掘に感謝(^^)
主演のウィリアム・ホールデンの熱演に感動させられると共に、バーバラ・スタンウィックの存在感も光る。

オープニングシーンが「ニューヨーク証券取引所(NYSE)から見たウォール街」というあたりから、すでにビジネス物語を描く雰囲気たっぷり。
そもそも、タイトルから会社上層部のドラマであることも想像していた。

ワンマン社長エイブリーの視線で描かれる冒頭部は、凝った演出。
社長の姿を描くことなく、社長の見ている風景を描く「一人称映画」として始まる。
しかし、その後は、オーソドックスな撮り方をしているので、冒頭部「一人称」が光る。

ワンマン社長の顔が映ることなく、社長が突然死。そして、ワンマン社長だったことから、今後の会社の在り方・次期社長選出など、重役たちの思惑ドラマが描かれる。
その合間に、ウィリアム・ホールデンの妻を演じるジェーン・アリソンが夫を支える気持ち、亡くなった社長の親友女性バーバラ・スタンウィックなどのエピソードが描かれて、下手すると「重役室ドラマとして重くなりそうなのを避けたバランスの良さ」が上手い。

ロバート・ワイズ監督の初期の佳作。

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たいちぃ