ジャングルの妖女

劇場公開日:

解説

短篇出身のウィル・コーワンが製作した1944年度怪奇映画で、ヘンリー・サッチャーの原作から、彼と、バーナード・シューバート、エドワード・デインが協同脚色、レジナルド・ル・ボルグが監督にあたった。撮影はジャック・マッケンジイ。「荒鷲戦隊」のイヴリン・アンカース、「誤解」のJ・キャロル・ナイシュ、「ターザンと豹女」のアクアネッタをはじめ、サミュエル・S・ハインズ、ロイス・コリア、ミルバーン・ストーンらが共演する。

1944年製作/アメリカ
原題:Jungle Woman
配給:セントラル
劇場公開日:1951年7月17日

ストーリー

美少女ポーラ(アクアネッタ)殺害の容疑で公判廷にあったフレッチャア博士(J・キャロル・ナイシュ)は、娘ジョーン(ロイス・コリア)の哀願で次のような真相を供述した。かつてフレッチャアは町にかかったサーカス団から、チーラと呼ばれるゴリラを貰い受け、実験のため研究所に置いていた。サーカス団のフレッド(ミルバーン・ストオン)は博士に、チーラは人間に変わることがあるらしいと告げたがそのうち研究所からゴリラが失踪し、捜査の結果、美少女ポーラが発見された。ポーラはふだん貝のように黙りこくっていたが、博士の娘ジョーンと恋人ボブには烈しい嫉妬を見せ、ことごとに2人の恋を邪魔した。一方、研究所の実験動物が次々に殺害される事件が起こり、果てはポーラを慕っていた助手ウィリイまで行方不明になってしまった。彼の惨殺死体が森の中で発見された時、博士はポーラこそゴリラだと確信し、彼女に憎悪されていた愛娘ジョーンの身を案じて出かける途中、ポーラの襲撃にあった。烈しい格闘の間、博士はポーラに鎮静剤を注射し、はからずもその量をこしたためにポーラは死んだのであった。

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