ジャングルに踊る怪物

解説

「ロスト・ジャングル」「ビッグ・ケージ」のクライド・ビーティーが主演する映画で、15編30巻の連続映画を短縮してフィーチャアとしたものである。原作はマスコット連続映画に経験あるジョン・ラスメルが書き、バーネー・サレッキー及びテッド・パーソンスと協力して脚色し、「神馬レックスの復讐」に参与したリーブス・イースンがジョセフ・ケインと協力監督にあたり、「神馬レックスの復讐」のウィリアム・ノーブルスがエドカー・ライオンスと共同撮影した。助演者はダンサーだったエレーン・シェパード、少年俳優マヌエル・キング、「チャンドウの復讐」のルシアン・プリヴァル、「ロスト・ジャングル」のウィーラー・オークマン、エドモンド・コッブその他の面々である。

1936年製作/アメリカ
原題:Darkest Africa

ストーリー

世界的な猛獣師クライドはアフリカの奥地に根拠地を定めていた。ある日仕掛けた罠に掛かったライオンを生け捕りに行くと、獲物は盗まれていた。靴跡に依って彼は密輸入者ダーキングとクラドッグを詰問に行くと、この地方で行方不明になった米人宣教師の遺児で密林にゴリラと共に暮らしているバルーにあった。バルーの姉ヴァレリーはこの地方の山岳地帯にあるダクナ僧正の統治するジャバに女神として幽閉されている。彼はクライドら姉を救ってくれと頼る。クライドは承諾して2人は直ちに出発した。ダーキンとクラドックはバルーの持っている金剛石に目をつけ、それがジャバの寺にあることを知って彼らの後を追う。クライド等が人食人種に襲われ危うくゴリラのボンガに助けられている間に、ダーキン等はジョバに至り、僧正に面会して女神救出の計画を密告し金剛石を貰った。クライド等は猛獣、毒ガス等の困難と闘ってヴァレリーを救い出したが、前世紀の遺物鳥人バットマンのため捕らえられ、危うく死刑になろうとした時、女神が犠牲になれば侵入者が救われる法律があることを知ったヴァレリーが、数千丈の崖から身を投じたので2人は許される。ただし飛び降りたのは法律の書を守るゴーン師が身代わりになっていたのであった。こうして2人はヴァレリーを救って逃げ出す時、聖なる火山は大爆発を起こし、さしも巨大を誇ったジョバの殿堂も一瞬に破滅した。

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