シマロンの女拳銃

劇場公開日:

解説

モーリス・ジェラティの脚本を「狙われた女」のハリー・ケラーが演出した西部劇。撮影はカール・ストラッスが担当。出演者は、ジャック・ビューテル、マラ・パワーズの他「東京上空三十秒」のビル・ウィリアムス、ジム・デイヴィスなど。

1952年製作/アメリカ
原題:Rose of Cimarron
配給:大蔵映画
劇場公開日:1962年4月22日

ストーリー

西部の新天地を目指す幌馬車隊が、コマンチ族に襲われて全滅した。燃えている馬車のそばを通りかかったチェロキー族のウィリー(ジム・デヴィス)は、泣き叫ぶ白人の赤ん坊をみつけて家へ連れ帰った。彼の両親はこの赤ん坊を"シマロンのバラ"(マラ・パワーズ)と名づけて可愛がった。それから十数年、彼女は美しい娘に成長した。そんなある日、ウィリーの両親はニューカム一味に襲われ殺された。ウィリーとバラの2人は、一味を追ってドッジ・シティまで来たが見失った。町の保安官ホリスター(ジャック・ビューテル)は、2人から事情を聞きニューカム一味の捜査に協力することを約束した。ある日のこと、酒場にいる2人の男がニューカム一味であると知ったバラは、思わず拳銃を抜いてしまった。親の仇とは云え、殺人を犯したバラを身のがすわけにはいかず、保安官は彼女を留置場に入れた。この留置場には、ニューカムの仲間で"執事"のあだ名を持つ男が入っていた。そして数日、この男を助けについにニューカムが現れた。彼は執事を救い出すついでにバラも逃がしてやった。お互いに相手が誰であるかも知らないまま別れたのだが、その日以来ニューカム一味は各地を荒れ廻った。今では、ホリスターも一味の逮捕に躍起となった。が、彼等はなかなかつかまらなかった。その頃、ウィリー、バラ、ホリスターの乗る汽車がニューカム一味に襲われた。この汽車には金貨が積まれていたのだ。逃げる一味を追う保安官、そしてバラ兄妹。追いつめられたニューカムは、ついに保安官の銃弾に倒れた。ようやく親の仇を晴らしたウィリーとバラは、お互いの幸福を祈りながら別れ別れの道をとるのだった。バラは恋人の保安官と新しい世界へ、そしてウィリーは両親の眠る土地へ--と。

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