ショウ・ボート(1929)
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ショウ・ボート(1929)

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解説

「アンクル・トムス・ケヴィン」と同じくハリー・ポラード氏が監督完成したユ社作品で、エドナ・フォーバー女史の名高い小説を映画化したものである。撮影台本を執筆したのは「人生交響楽」「情熱の砂漠」のチャールズ・クニョン氏で、「都会の哀愁」「人生交響楽」のギルバート・ウォーレントン氏が撮影した。主役マグノリアに扮するのは「うわさ」「最後の警告」のローラ・ラ・プラント嬢であるが、それを助けて「キング・オブ・キングス(1927)」「ダニューブの漣」のジョセフ・シルドクラウト氏、「紳士は金髪がお好き(1928)」「君が為め命捧げん」のエミリー・フィッツローイ嬢、「天晴れ名騎士」「幸運デニー」のオーティス・ハーラン氏、「サロメの心」「サイベリア」のアルマ・ルーベンス嬢「私のパパさん」のジェーン・ラ・ヴァーン嬢等が出演している。トーキー版はパート・トーキーであるが、これにはプロローグとしてフレンツ・ジークフェルト氏が舞台に上せた時のものを舞台におけると同じ役割によってアーチ・ヒース氏監督の下に抜粋撮影したものが添えられている。トーキー版の台詞はポラード氏自身がトム・リード氏と協力して作ったものによった。なお伴奏はジークフェルド氏が舞台に上せた時のものによってヨセフ・チェルニアウスキー氏が編曲したものである。

ストーリー

見世物船コットン・パレース船の長アンディー・ホークスとその妻パーシーを両親にもったマグノリアは幼いころから黒人の唄や踊りを習うことに興味をもっていたが、彼女を女優にさせたくない母親のパーシーは彼女に峻厳な教育をさずけていた。だが、数ケ年後、マグノリアは母の意志に反してショー・ボートのスターとして人気を集めるようになった。そして彼女はニュー・オーリンズの波止場で合った美青年ゲイロード・ラヴェノールを船に招じ共演者として船の舞台に立ってもらううち恋に陥ち父親の黙過によって駈け落ちした。結婚した2人が再び見世物船に戻ってある嵐の夜、父親アンディーは激浪にのまれて行方不明となった。2人の間にはキムという女児が生れたが母親の圧迫に忍びきれなくなったマグノリア夫婦は船を捨てた。だがもともと賭博師であったゲイはこれを良い機会にしてマグノリアの金を残らず賭博に費用してしまった。夫婦は窮迫のどん底におちた。ゲイは妻への申訳なさのため家出した。マグノリアに切に帰船を求める母の申出をしりぞけジョッパー・ミュージック・ホールの舞台に立った。それから20年の舞台生活がつづいた。その後、舞台から引退して帰船すようとすると娘の帰船の喜びから哀れ母は心臓麻痺で世を去った。マグノリアは母の後をついて見世物船の興行を続けた。ある秋の夕、ゲイがミシシッピーの河岸を歩いていた時、彼は思わずも昔懐かしい船を見、音楽を聞いた。マグノリアに愛着を覚えながらも合う決心の鈍っていた彼は知らず知らず船にひきよせられた。そこにはいとしい妻がいた。聞きなれた曲の流れがあった。憂きこと辛きことも今はただ思い出となった。優しかった父、きびしかった母、数知れぬ舞台の記憶、そして窮迫のころ修道院に入れた我が子キムからの嬉しい便り--マグノリアは良人と相擁してそれらの回想にふけった。...

作品データ

原題 Show Boat
製作年 1929年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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