五十と五十

解説

フランス連続映画監督として有名なアンリ・ディアマン・ベルジュー氏が渡米後最初の作品で数年前ノーマ・タルマッジ嬢がトライアングル社で主演した映画と同一の物語でアラン・ドワン氏の原作脚色になり、ディアマン・ベルジュー氏が監督したものである。「晩年の誘惑」出演のホープ・ハンプトン嬢「目醒めよ女性」「巨星燦たり」等主演のライオネル・バリモア氏の共演になるもので久しく映画界を離れていたルイズ・グローム嬢が珍しく顔を見せている。

1925年製作/アメリカ
原題:Fifty-Fifty

ストーリー

アメリカの金満家ハーモンはパリに訪れてジネットという昼は衣装モデル夜は踊り子の生活をしているパリ女を妻にして連れ還る。ニーナという妖婦がハーモンの後を追って渡米する。妻の愛に飽いたハーモンはニーナに心ひかれる。ジネットは夫の愛を取り戻す手段として昔の踊り相手ジャンと恋する真似をする。ニーナはそれをよい事に益々ハーモンとジネットの間に水を差そうと企らんだが結局夫婦は元通りの仲になる。

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