5月の7日間

劇場公開日:

解説

フレッチャー・ニーベルとチャールズ・W・ベイリーの共著「5月の7日間」をTV作家のロッド・サーリングが脚色、「影なき狙撃者」のジョン・フランケンハイマーが演出した軍事ドラマ。撮影は「サヨナラ」のエルスワース・フレデリックス、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当した。製作は「スパルタカス」のエドワード・ルイス。出演は「山猫」のバート・ランカスター、「非情の町」のカーク・ダグラス、「必死の逃亡者」のフレドリック・マーチ、「裸のマヤ」のエヴァ・ガードナー、「史上最大の作戦」のエドモンド・オブライエン、「ティファニーで朝食を」のマーティン・バルサム、「明日になれば他人」のジョージ・マクレディ、「ハッド」のウィット・ビッセルなど。

1963年製作/アメリカ
原題:Seven days in May
配給:パラマウント
劇場公開日:1964年4月24日

ストーリー

近い将来の話。米大統領(フレドリック・マーチ)の核軍縮条約案をソ連が受諾、平和な国際情勢が続いていた。やがてその政策にも方々から反対の運動が起こりはじめた。スコット将軍(バート・ランカスター)もその1人だった。ケイシー大佐(カーク・ダグラス)は将軍と親交があったが、軍部のおかしな動きを知り、その真相を探ろうとスコットに会見を求めたが、そこで紙片を拾った。それには40機のジェット輸送機を重要都市に派遣する暗号命令が書いてあった。それに彼の同僚だった男が、Y基地に特殊部隊を率いて赴任したが、基地は陸軍省の記録にはないものであった。彼はホワイトハウスを訪れ、大統領に直接スコットへの疑問を伝えた。大統領は信用のできる5人を集めて、早速調査に乗り出した。ケイシーはスコットの愛人だったエリノア(エヴァ・ガードナー)を探ったが、情報は掴めなかった。また折角資料を手に入れた1人も飛行機事故で死んだ。ほかの1人はY基地の大佐を説き、脱出してホワイトハウスに電話しているとき、大佐は兵士たちに捕まった。証拠がない限り、スコットを責めることはできない。まして彼は民心を握っている。スコットはケイシーの行動を知り、模擬非常動員計画の期日を早めた。防空担当将軍がレーダーで空軍の行動をキャッチ、大統領に報告した。大統領は全機に着陸を命じ、スコットを召喚して辞任を勧告したが、彼は承認しなかった。大統領は新聞記者会見を開き、全国にテレビ中継で伝えるようにした。そのとき、飛行機事故現場から告白書が発見された。大統領は記者達に向って意見の相違から将軍に辞任を求めたのだ、とだけ発表した。スコットは辞任する気にはなれなかった。しかし、すべては終わったのである。

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