殺しへの委任状

劇場公開日:

解説

TV出身のシェルダン・レイノルズが脚本を書き、自ら監督にあたったアクション篇。撮影はアメリカのハロルド・リップステインと、イタリアのエンツォ・バルボーニ、音楽は「青春の海」のウィリアム・ラヴァ、美術はジョン・ベックマンが担当した。出演は「ニューヨークの大停電」のパトリック・オニール、「グループ」のジョーン・ハケットほか。製作はウィリアム・コンラッド。

1966年製作/アメリカ
原題:Assignnen to Kill
配給:ワーナー
劇場公開日:1969年5月8日

ストーリー

保険調査員リチャード・カッティング(パトリック・オニール)は保険金問題のかげにうごめく犯罪捜査が本業。今回の事件は、原因不明の事故で沈没した2隻の船の真因を探ることであった。船主のバラヤンは、すでに保険金1500万ドルを受け取っている。数日後バラヤンの会社の会計係グリーンがアルプス山中で、あやうく殺されかけた。彼が真相を握っている。カッティングはグリーンを追い、秘かに会見した。それによると、バラヤンは保険金目あてに2隻の船に穴をあけさせ、船客の命を奪ったあげく、秘密が漏れるのを恐れて、今度はグリーンを殺そうとしたのだ、手下のウィルソンを使って。だが数日後、グリーンが殺されてしまった。事故死とみせかけて。そして、グリーンの女秘書で、カッティングに協力を惜しまなかったドミニク(ジョーン・ハケット)も殺されてしまった。こうなっては、バラヤンと対決するしか方法はない。バラヤンの山荘でカッティングはもし保険金を返さなければ、こちらにも考えがあると開き直った。中近東の某国が、その国にあるバラヤンの石油権利のすべてを没収するというニュースを世界中にばらまくというのだ。こうなれば、バラヤンの株は暴落だ。そして画策しているのはウィルソンだと。ここまできてバラヤンも血迷った。ウィルソンの陰謀を信じないわけにはいかない--カッティングの作戦勝ちである。バラヤンはウィルソンを殺した。バラヤンは言う。船を沈めたのも、グリーンを殺したのも、すべてウィルソンだと。だが、こんなウソを見破れないカッティングではない。国際的な保険調査員の頭脳の勝利であろうか。

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