腰抜け顔役

劇場公開日:

解説

競馬のノミ屋をめぐるコメディ。デーモン・ラニョンの原作の映画化で、脚本はメルヴィル・シェイヴェルソンとエドモンド・L・ハートマン、ジャック・ローズが共同で執筆。製作はロバート・L・ウェルチ、監督はシドニー・ランフィールド、撮影はダニエル・L・ファップ、音楽はロバート・エメット・ドーランが担当。出演はボブ・ホープ、ルシル・ボール、ウィリアム・デマレスト、ブルース・キャボットなど。

1949年製作/88分/アメリカ
原題:Sorrowful Jones
配給:セントラル
劇場公開日:1950年6月13日

ストーリー

ケチで名の通った馬券屋「ふさぎや」ジョーンズは、金のカタに預かった競馬狂の男スミスの娘マーサを、スミスが顔役のスティーヴに殺されたために、面倒をみることになった。人気の馬ドリーミー・ジョーはスティーヴの持ち馬だったが、インチキがばれて鑑札を取り上げられたので、マーサを仮の持ち主として名義を移し、警察の目を逃れて旅に出る。最初はマーサを迷惑がったジョーンズだが、その無邪気さに惹かれてゆき、すっかり好きになってしまう。昔馴染みの歌手グラディスの助けを得てマーサの親代わりとなるが、スティーヴの放った用心棒サムがマーサの命を狙う。マーサを守ろうとするジョーンズだが、非常バシゴから落ちてマーサは瀕死の重傷を負う。マーサがうわ言でドリーミー・ジョーの名を呼ぶのを聞いたジョーンズは、勇気と知恵を絞って競馬場からドリーミー・ジョーを奪い取り、マーサの枕もとへ連れてくる。そのいななきで、マーサは昏睡から目覚める。スティーヴ一味は警察に逮捕され、グラディスと結婚したジョーンズはマーサを養子にするのだった。

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