国際探偵X9号

解説

端役から抜擢されたスコット・コルクと「世界航空戦」「超人対火星人」のジーン・ロジャースとが主演する連続活劇で「猛獣国横断」「世界航空戦」と同じくクリフ・スミスとフォード・ビーブが共同監督し、リチャード・フライヤーが撮影したもの。助演は「殺人都市」のヘンリー・ハンター、「ベンガルの槍騎兵」のモンテ・ブルウ、「銀翼の戦慄」のデイヴィッド・オリヴァー、「猛獣国横断」のヘンリー・ブランドン等である。

1937年製作/アメリカ
原題:Secret Agent X-9

ストーリー

有名なベルグラヴィア国の王冠宝石が米国で観覧に供された時、欧州に名を轟かした盗賊ブレンダがそれを狙っていることがGメンの探知するところとなった。宝石が返還される帰港中、船の番人は殺害され宝石はまんまとさらわれた。秘密探偵X9号はブレンダの一味ブラックストーンを追跡する。ブラックストーンは宝石をある銀行の金庫に預け受領証を受け取った。ところが子分がその証書を額縁の中に隠しておいたまま、ブラックストーンと別々に逮捕された。ベルグラヴィア国大使館附武官カーステン男爵は、宝石を探して美術商の金髪美人シャラ・グロスタークを訪れ、次いで、警察へ向かった。訊問されていた子分は男爵の拳銃を奪って逃走を企て射殺されたので釈放されたブラックストーンは証書を探すため美術商のシャラを誘拐し強烈なX光線で額縁を捜査する。X9号はGメンの助力を得て一味を相手に大活劇を演ずる中、友人トミイは一命を失う。首領ブレンダは宝石を入手すると男爵に変装して逃れ、又ある時はブラックストーンに変装したりするが、X9号の眼に看破され、ついにブラックストーンこそブレンダであることが判って逮捕され、宝石は無事にベルグラヴィア国へ返還された。

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