荒野の待伏せ

劇場公開日:

解説

開拓者とインディアンの対立をドラマの主軸とした西部劇。原案・脚本をルー・ラソフが担当し、監督と製作を「機関銃ケリー」のロジャーコーマンが受けもっている。撮影はフロイド・クロスビー。音楽担当はロナルド・スタイン。出演しているのはロイド・ブリッジス、ジョーン・テイラー、ランス・フーラー、モーガン・ジョーンズ、ポール・バーチ、ジーン・マーロウなど。製作ロジャー・コーマン。

1961年製作/アメリカ
原題:Apache Woman
配給:映配
劇場公開日:1961年8月8日

ストーリー

アリゾナのある町で馬車があいついで襲われ、金品をとられた人々が殺される事件がひんぴんと起こった。保安官はこれをアパッチのしわざと見て軍隊の出動を要請した。が、やってきたのはただ1人のインディアン局役人レックス(ロイド・ブリッジス)だった。町にくる早々、彼は町の人に痛めつけられている美しい男装のインディアンの混血娘アンヌ・ポリー(ジョーン・テイラー)とその弟アーマンドを助けた。やがて事件の手口を調べるうちに、レックスはこれはアパッチのしわざではないと考えるに至った。そして保護地のアパッチ酋長ホワイト・スターと会ったりした後、犯人をアーマンドとにらんだ。そんな間も事件は後をたたず、ある日酒好きで好人物の老人が殺され、1万ドルが奪われた。腹を立てた保安官や町の人々は、アッパッチ集落襲撃の挙に出ようとした。そこでレックスは計画をたて、10人の男に巨額の現金を輸送させ、それを襲う悪人一味を捕らえる手はずを皆に知らせた。ワナをかけるのだ。この頃アーマンドを犯人とつきとめたホワイト・スターは彼の一味に殺された。レックスはワナのことをそっとアンヌだけに知らせた。けれどそれを耳に入れたアーマンドと部下のメイシーは計画の裏をかいて、町伏せの場所をわざとはずして馬車を襲った。アンヌの急報で事態を知ったレックスは馬をとばしてアーマンドを追いつめた。投降しようとするメイシーを殺したアーマンドは、レックスと格闘するうち足場を失って崖下に落ち息たえた。アンヌは死んだ弟の身体をしっかり抱いた。混血に生まれたばかりに悪の道に走った男の死体をレックスは悲しくみつめた。

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