荒野の貴婦人

劇場公開日:

解説

「ジュリアス・シーザー(1953)」のグリア・ガースンが主演し、「ローズ・マリー(1954)」のマーヴィン・ルロイが監督して、「キューリー夫人」「心の旅路」などのコンビを再現する女医を主人公とした西部劇である。オリジナル・ストーリーおよび脚色は「バリ島珍道中」のフランク・バトラーである。撮影は「マンボ」のハロルド・ロッソン、音楽は「あの高地を取れ」のディミトリ・ティオムキンである。共演者は「ダニー・ケイの新兵さん」のダナ・アンドリュース、「デジレ」のキャメロン・ミッチェルで、以下新人ロイス・スミス、ウォルター・ハムデン、ゴンザレス・ゴンザレス、ジョーン・キャムデンなどが助演する。1955年作品。

1955年製作/アメリカ
原題:Strange Lady in Town
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1955年8月13日

ストーリー

1879年、医者はまだ男だけの商売と考えられていたので、女医ジ ュリア(グリア・ガースン)は弟デイヴィッド少尉(キャメロン・ミッチェル)のいるニュー・メキシコ、サンタ・フェへやって来た。やがて彼女の商売は繁盛し、人々の尊敬を集める様になったが、この町で以前から開業している男やもめの医者オブライエン(ダナ・アンドリュース)は、ジュリアを商売仇と考え、何事によらず反目する態度に出た。しかし彼の娘スパース(ロイス・スミス)はデイヴィッドを愛しており、姉ジュリアとも親密な間柄となった。ところがデイヴィッドは軍馬の不正売却が発覚して逮捕され、脱獄して無法者の仲間に入ってしまった。一方オブライエンは次第にジュリアの正しい態度に打たれ、彼女を愛するようになった。しかしジュリアは、彼と性格が合わないといって、その求婚に応じなかった。たまたまデイヴィッド一味は官憲に包囲され、ジュリアは弟の自首を奨める為に、彼等がこもる廃屋に向かった。その時デイヴィッドを愛するスパースも、廃屋にしのび込んで彼に逃亡してくれと嘆願した。しかしデイヴィッドは姉の言葉に動かされ、自首を決意して廃屋を出た。スパースは悲しみのあまり彼を殺そうとしたが、デイヴィッドは逃げ出そうとして群衆に囲まれ、銃弾を浴びて死んだ。この町に嫌気がさして去ろうとする彼女を、オブライエンは馬を飛ばして追った。ジュリアも彼の激しい愛に打たれ、町に帰ることに同意し、一時は彼女を憎んだ町の人々も2人の結婚を祝福した。

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