荒野のアパッチ

劇場公開日:

解説

ルイス・ラムーアの小説、『コチーズの贈物』をジェームズ・エドワード・グラントが脚色し、それをさらに製作者でもあるアンドリュー・J・フェナディが潤色したものを、TV演出家リー・H・カッツィンが監督した西部劇。撮影は「早射ちロジャース」のレスター・ショー、音楽は「帰郷(1965)」のリチャード・マーコウィッツが担当した。出演は「禁じられた家」のラルフ・テーガー、「ガンファイターが帰ってきた」のロバート・テイラー、「烙印の狼」のマイケル・レニー、「契約殺人」のキャシー・ブラウンほか。

1967年製作/アメリカ
原題:Hondo and the Apaches
配給:MGM
劇場公開日:1967年5月27日

ストーリー

インディアンと白人間の平和を願うクルック大佐は、アパッチとの和平交渉を、もと騎兵隊の偵察員と知られたホンドー(ラルフ・テーガー)に頼んだ。ホンドーはアパッチの酋長ビットロの娘と結婚し、彼等と一緒に暮したことがあった。が、妻は騎兵隊との戦いで死に、彼もまた首に賞金のかかる身だった。クルック大佐の意を受け、ビットロに会いに行く途中、ホンドーはアパッチに襲われている母子を救ったが、その際アパッチ2人を射殺してしまった。母子と一緒に砦に入ったホンドーは、酒場で旧友のベイカー(ノア・ビアリー)と、久しぶりに会った。ベイカーがなつかしさの余りゲームをやめて立ち上がったことから、ホンドーは仲間のエドから喰ってかかられ、殴り倒してしまった。そのことを根に持ったエドは、翌日砦を出たホンドーを待ち伏せしたがアパッチに襲撃され、ホンドーも捕まえられてしまった。彼らの1人シルバは、ホンドーが射殺したアパッチの兄弟だった。火責めの拷問で危うく殺されそうになったホンドーを助けたのはビットロだった。だが、シルバはおさまらず、ホンドーとの対決を要求した。1騎打ちの末、ホンドーは彼の死命をせいしたがそのまま許してやった。しかしシルバの憎しみは増すばかりだった。ビットロ酋長が平和な話合いに同意しクルックがその会談に出向く途上にある時、シルバはパトロール中の騎兵小隊を攻撃した。さらに、インディアンとの和平をを好まない連中がインディアンを煽動し、ギャラガー(ロバート・テイラー)の鉱山を襲った。報告を聞いて、騎兵隊は大挙出動し、ホンドーもまたその場に駆けつけた。激戦の最中ホンドーとシルバは再び対決した。そしてホンドーが危うくなった時、シルバを倒したのはビットロだった。今や、和平工作の任務を果したホンドーは、再び荒野の中に戻って行くのだった。

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