幸運馬蹄騒動記

解説

「無理失理ロッキー破り」「無理失理一万里」と同じくモンティーバンクス氏主演喜劇で、バンクス氏自らチャールズ・ホーラン氏と共同して執筆した原作によってクライド・ブラックマン氏が監督したもの。助演者は「弱虫運動療法」出演のジーン・アーサー嬢

1927年製作/アメリカ
原題:Horse Shoes

ストーリー

ノートン大学の法科卒業生モンティー・マイルドは学長の紹介によって就職口が決まったので彼は悦び勇んでステーションへ行くと1人の美しい令嬢に出会った。彼女とモンティーとは新婚旅行の花嫁花婿と間違えられたため寝台車の中で大変な騒動が持ち上がったりしたが、モンティー君が目的の町に着いた時、問題の美しい娘は自分の雇い主ウィリアム・ベイカーの愛娘であることが判った。彼女の叔父ヘンリー・ベイカーは腹黒い男で、彼女が相続すべき遺産を横領せんと企み、遺言状を偽造したので裁判沙汰となり、モンティーは彼女のために弁護の労をとることとなった。ところが大切な証拠物件たる手紙がヘンリー一味のために破棄されたので裁判は一時保留となった。ここにおいてモンティーは苦心惨憺百万奔走した結果、再び開かれた公判廷において偽造遺言状の用紙を製造した製紙会社の社長から貰った幸福馬蹄によってヒンリー・ベイカーが遺言状偽造の実証を挙げて裁判に勝つことができた。そしてモンティーが彼女の花婿となる幸運をつかんだことはいうまでもあるまい。

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