恋のサーカス(1928・アメリカ)

解説

「彼とお姫様」「結婚崇拝」と同じくメアリー・アスター嬢、ロイド・ヒューズ氏共演喜劇で、デキシー・ウイルソン女史の原作を「アンクル・トムス・ケヴィン」のハーヴェイ・シュウ氏が脚色し、「マイク」「恋せよ乙女」のマーシャル・ニーラン氏が監督しデイヴィッド・ケッソン氏が撮影したものである。助演俳優は「レヴュー時代」「高速度娘」のアリス・ホワイト嬢、「熱血ボクシング手」のローフォード・デイヴィッドソン氏等である。

1928年製作/アメリカ
原題:Three Ring Marriage

ストーリー

ピストルの上手な快活な牧童カル・カールトンは牧場主バリントンの娘メアリーと恋仲であったが、カウボーイ風情に娘はやれないと言われたので大いに発奮して牧場を去りサーカスの一団に投ずる。射撃がうまいので数週間のうちにサーカスの人気者となった。この一座の裸馬乗りの女メイジーはカルに思いを寄せて色々と言寄ったがカルは少しも相手にしなかった。めりーはカルを驚かせようと思って突然やって来てこのサーカスに加わった。彼女は女ながらも競技会で馬術、射撃、投げ縄に賞を獲たほどの腕を持っていたのである。サーカスのマネジャー、モートンは名うての女たらしだったのでメアリーを見て食指を動かし切りに彼女を口説きたてた。そのためカルはメアリーとモートンの仲を誤解してしまった。めりーはあるホテルでモートンと逢うという手紙を書いてカルに嫉妬を募らせ、2人の仲を元に戻そうとする。ところがモートンが件の手紙を見てめりーが自分の意に従うものと早合点してホテルにやってきた。かくてメアリーの身に危険が迫った時駆けつけたカルはモートンの手から愛人を救った。

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