激闘果つる迄

解説

「野人の勇」「山頂の勇姿」「正義の銃士」「熱沙を蹴りて」などと同じくバック・ジョーンズ主演のフォックス映画で、相手役は「戦闘の跡」「雷岳の危難」など出演のキャロル・ホロウェイである。数多いフォックス物を監督したエドワード・ルサンの監督。

1921年製作/アメリカ
原題:Two Moons

ストーリー

西部において牧童と羊飼とが相合って争った頃の譚りである。ビル・ブラントは牧童側の監督で羊飼連掃の旗頭であり、ヒルマ・リングは女ながら羊飼連の代表と目される女丈夫で、ともに敵対心に燃え立っていた。両者はかくして東部の悪漢団や、中国街の浮浪者連の争闘にも比すべき戦いを続けた。ある時はヒルマが馬を盗んだ罪にビルは強制接吻の辱めをさえ彼女に与えた。彼らが一日猛烈な格闘をした末ビルが遂に傷き倒れた時彼女は始めて彼に対して否み難い異性の愛を感ずる。愛が争闘を治めた。

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