L.A.コンフィデンシャルのレビュー・感想・評価
全61件中、1~20件目を表示
クライムサスペンスの金字塔。 1950年代のロサンゼルスを舞台に、...
クライムサスペンスの金字塔。
1950年代のロサンゼルスを舞台に、一筋縄ではいかない刑事たちが、それぞれの正義を胸に秘めながら手を組み、警察内部の汚職に命がけで立ち向かう姿は胸アツというほかない。
ラッセル・クロウやガイ・ピアースの色気もダダ漏れで、何度観ても瞬きを忘れてしまい、珠玉の映画体験をお約束する。
嘘をついた人たちと嘘を見抜いた人たち
1997年の作品。
舞台は1953年のロサンゼルス、軽く時代劇。
『ローマの休日』を視聴してるシーンもある。
深キョン主演の『下妻物語』でも『ローマの休日』をTV視聴してるシーンがある。
時代の象徴としても使えて、映画好きな人も喜ぶシチュエーション。
今作はトイレも登場していた。
小物やファッションや景観等もその時代のものを揃え、生活水準や慣習も考慮し、トイレ等インフラに関することまでリアルな再現をしているのは見どころ。
美しさの裏側を惜しげもなく描いてくれている作品。
数少ない女性キャラの中で、美人な娼婦を演じるキム・ベイシンガーが存在感があり、見方によっては『ガンダムSEED』シリーズのラクス・クラインほど目立っていて、もしかしたら影の主役なのかもしれない。
頭脳派の刑事と熱血漢の刑事のコンビがクライマックスを盛り上げてくれて、結末も見事だったし、エンドクレジット中の映像で伏線を回収したりして良かった。
腑に落ちない箇所があったので再視聴しようかなと思う。おそらく見れば見るほど、考えれば考えるほど味がするタイプの映画。
飛び抜けて魅力的な人物がいるかと言われれば不在だが、視聴後じわじわと良い映画だったなあと思わせてくれる。
古い刑事もの
................................................................................................
エリート刑事とヤクザ的刑事がコンビとなる。
で悪の大物を挙げようと捜査を進める。
結局真の黒幕は警察の偉いさんだった。
ついに逮捕確実な状況まで追い詰めるが、エリート刑事が射殺。
................................................................................................
かなり疲れてたので途中で寝てもうた。
でも決して退屈な感じではなく、メリハリはあった。
そして最後、陰ボスを逮捕確定まで追い込むのに射殺するのが昭和的。
しかも出世しか頭になかったエリート警官が行った「正義」。
今の時代じゃちょっと受け入れられないであろう行動やろけどな。
50年代のポップなロサンジェルスで犯罪に手を染めるのは誰なのか?
ワーナー・ブラザースと言えば
ギャング映画を得意とした会社。
その暗くなりがちな犯罪ものを
カラッとしたロスの印象を崩さず
次々と起こる犯罪に謎を重ねます。
公開当時、原作を読んで映画へ、
今回、再び観るまでの印象は
「強い友情が芽生えたラスト」
それがずっと残っていた。
主役はケヴィン・スペイシーですが
実はラッセル・クロウが目立ちます。
熱血刑事役ですが、シャープな体型と視線、
その彼が物語を引っ張ります。
そのほか見たことある俳優がぞろぞろ…
無駄な俳優は皆無と思うほどで、
テンポも良く、最後は意外な展開に…。
この辺りから記憶に残っていた「友情」が始まります。
原作も映画も満足なものでした。
※
【”罪を逃れて笑う男を探せ。”50年代のL.Aの深い闇を、性格も捜査方法も違う二人の刑事が暴く過程をスリリングに描いた映画。刑事としての正義を全うする二人の姿が強烈に印象に残る作品である。】
ー 恥ずかしながらの初鑑賞である。未観賞だった理由は書かない。-
■50年代のロサンゼルス。
ダウンタウンで元刑事を含む6人の男女が惨殺される”ナイトアウルの虐殺”事件が発生した。
ロス市警が捜査に乗り出すなか、殺された刑事ステンズランドの元相棒・バド・ホワイト(ラッセル・クロウ)は殺された女スーザンと一緒にいた謎の高級娼婦リン・ブラッケン(キム・ベイシンガー)に接近する。
そして刑事たち、バド・ホワイト、エド・エクスリー(ガイ・ピアース)は巨大な陰謀に巻き込まれていく。
◆感想
・L.A.を舞台にギャング達や警察側の様々な人間の思惑が交錯するスリリングな展開と心理描写に、魅入られる作品である。
・ジャック・ヴィンセンス刑事を演じたケヴィン・スペイシーの姿も忘れ難い。
ー 彼が、真なる犯人から胸に銃弾を撃ち込まれた時に口にした”ロロ・トマシ”と言う言葉が、今作の鍵となるのは、観ていれば分かる。
最初に、”ロロ・トマシ”という言葉を使ったのは、刑事だった父が殉職したことと、犯人が捕まっていない事に憤るエド・エクスリー刑事だからである。-
・バド・ホワイト、エド・エクスリーが真相に近づいて行く過程の中で、真実 が徐々に明らかになって行く過程が面白いし、二人と高級娼婦リン・ブラッケンとの関係性の描き方も良い。
・億万長者であったピアース・モアハウス・パチェット(デヴィッド・ストラザーン)が裏社会で行っていた売春組織、ポルノ、麻薬・・。
ー だが、彼も巨悪に利用されていたという事実が分かるシーン。-
■ラストの、バド・ホワイト、エド・エクスリーと”敵”との激烈なる銃撃戦のシーンも見応えがあるし、その後真なる犯人に対して、対峙する二人の姿も印象的である。
<今作は、名優が多数出演しているので、彼らの演技合戦を愉しめるし、スリリングなストーリー展開にも一気に引き込まれるし、巷間で謳われているように確かに名品である。
機会があれば、大スクリーンでもう一度観たいモノである。>
犯罪映画のお手本
有名な作品の映像化なので、読んでいるのが前提、未読だと理解不能な箇所も点在しますが、この作品は筋の面白さではなく、各刑事の出自や性格の描写と、陰鬱なLAの暗黒街的な雰囲気を体感させることに重点がおかれていますのでサスペンス、スリラーは抑えめに演出されています。
ですから、警察スリラーというより犯罪ドラマの側面が強いです。
舞台や時代背景のみならず、映像全体の印象もチャイナタウンに酷似しています。
なんかいい感じ!
似た名前が多く理解しきれ無いけど、なんとかなる。途中まで話の展開が読めず、どうするのこれ?だったが、それがクリアーになるのは気持ち良い。最後の銃撃戦は派手さを出すための無理矢理感や、エドが突然ムラムラしてしまうなど、ちょっと???な感じも無くはないけど、まぁ良いんじゃないかと。最後までダレることなく緊張感があった。ただエンドロール中に挟まれるパレードみたいなシーンの意味合いはよくわからん
何度観ても見飽きない、重厚なクライムサスペンスの傑作!!
舞台となる1950年代のロス、燦々と照りつける陽の光と青い空、それと対照的に映し出される、殺人、収賄、警察組織の腐敗など、様々な犯罪が渦巻く当時一二を争う全米屈指の犯罪都市の闇が見事に再現されていてスリリングな緊張感を煽ります
正義と悪は立ち位置や見る方向からどっちにでも解釈でき表裏一体、主人公達はそんなアンバランスな世界で命を懸けて生きている
という複雑な心理描写をラッセル・クロウさん、ケヴィン・スペイシーさん、ガイ・ピアースさんが熱演し、皆さん素晴らしかったです
さらにそんなキャストを抑え、本作で1998年オスカー Best Supporting Actressを受賞したキム・ベイシンガーさんがすごく綺麗、妖艶な女性を圧倒的な存在感で演じています
息が詰まるような緊張感
極限まで濃縮られたストーリーで最後まで気が抜けないだけに、観終えた達成感が半端ない。印象が残ってないのは、宇宙人や巨大昆虫と戦ったり、マルセイユ爆走したり、隕石落ちたりした年だったからか。
おもしろかった!
ある時間をきっかけに、3人の刑事が警察内の汚職を暴いていくというストーリー
核心に近づいていったところでまさかジャックが退場したことにはびっくりでしたが、
終盤死んだと思ったバドが生きていたのはほっとした
エドは最後までエドっぽくてこれまた話のオチとしてはよかった(とはいえ最後ダドリーを撃ったのは、そういう自分との決別と取れた)
おもしろかった!
名作と言われるだけありますね 納得
もう何十年も見過ごしてきた。惜しいことをした。映画好きが多くベストの一本に推す理由が良くわかった。
カッコ良いとか 男くさいとか 渋いとか 結構陳腐な褒められたかだな という印象でしたが やっぱり私も右にならえです。 ただこの作品の凄みは俳優たちの熱量高めで鑑賞中立体的に噴き出すような力を浴びている感覚になることですね。そしてテーマ曲がそんな感覚を冷やしてくれるような効果をあげていてスイカに塩チョット振って甘み引き出すようなところも ううむと唸らされました もっと早く観ておけばよかった。
キーワードは正義
面白かった。
当時16歳の僕には難しく途中でリタイアして以来、
絶対観ようと思ってたらAmazonプライムで
見つけました。
まずパッと思ったのがドラクエ4。
序盤はエド、バド、ジャックのそれぞれのキャラ説明、
各々の置かれている状況が映しださ、
反目しあってる同士が、利害とそれぞれの正義を胸に
手を組む。
16歳の自分はどうも序盤でやめてたらしく、
当時の自分にここから面白くなるのに!
と言ってやりたい気持ちになりました。
はいぞくされてる部署が違うので、
各々が違うところから一つの事件の答えにたどり着く
と言う手法も面白かったし、
皆決して良い刑事ではないところも良かった。
ラストの闇落ちとまではいかないのかもしれないけど、
己れの向上心に素直なエドに、さすが!となりました。
最初と最後ではキャラの印象も違って、
とても良かったです。
バド、ジャックもキャラが立っててとても良かった。
最後まで観れて、
面白いと思えた自分にも安堵しました。
んー、そこまでは、
個人的には「そこまではなあ」というかんじだった。
高評価で期待はすれど、ストーリーもわかるけど、「そこまでは」だった。。。かな。
やたら銃を撃ちまくって暴力まみれ、それでいて汚職やら陰謀やら、でも、んー、「そこまでは」だなー。
怖いものはありますか?守るものはありますか?
傑作フィルムノワール。漂うクラシカルな雰囲気、クセのある登場人物、複雑な原作を鮮やかにまとめた脚色、演技派たちの競演、これぞ映画!とストレートに感じる作品です。最高でした。
かつてのl.aを再現した美術が特に良かったですね。一気にその世界に引き込まれましたし、これは映画にしかできない業だと思います。
出演陣はどなたも素晴らしかったですが、やっぱりキム・ベイシンガーの色気が半端無かったですね。
ミステリーといえばこれでしょ!といえる映画!
どす黒い大人の世界。刑事たちの渋さ。
最初は馴染めなくて最後まで観れるかなって感じだったけど、すぐにこの映画が高評価な理由がわかり始める!
そして衝撃的なあのシーン!
勘が全くよくない私は
不意打ちすぎる展開に超驚いた。
登場人物多くて集中しないと
分かりづらいところもあったけど
謎が繋がっていく展開が面白すぎる!
ミステリーといえばこれでしょ!って言える作品になりました!
やっぱり映画はホンとキャラ‼️
正直最初の15分は馴染めなかった。が、しかしこの映画が高い評価を得てきた経緯はその15分以降に徐々に引き込まれることで理解が追いついていく!見ていて損の無い映画である!
全61件中、1~20件目を表示