結婚の価格

解説

グリスウォルド・ウィーラー氏の原作をイヴ・アンセル女史が脚色し、エミール・ショータール氏が監督せる社界劇で、数奇な運命に弄れる乙女ヘレンの生涯を描いてある。主役は最近「浮世離れて」が上映されたエルシー・ファーガスン嬢で、ウィンダム・スタンディング氏が相手である。「おちぶれて袖に涙のかかる時」といった窮境に陷った乙女の悩みを演出するファーガスン嬢の性格役が例によって巧妙を極めている。

1919年製作/アメリカ
原題:The Marriage Price

ストーリー

富豪の娘ヘレン・トレメインはケニス・ゴードンという怠ける外に能のない男と婚約していた。富める株屋フレデリック・ロートンは彼女を恋していたが、彼女はこれを少しも顧みなかった。彼女は一日父がシカゴで急死したとの知らせを受け取り、父の遺産は一文もないとのことであった。ケニスは金のあるロートンと結婚するよう娘に勧めるが娘はこれを拒絶した。ヴァン・オルデンという金もあり妻子もある男がヘレンに暴力を加えようとした時、ロートンが来て彼女を救った。オルデンは株式会社市場でロートンに復讐すると誓った。ゴードンはロートンに使われ西部の支配人となったが、オルデンと気脈を通じてロートンの不利益を計っていた。しかもそれのみかゴードンはヘレンを誘惑しようとしたが遂にロートンの誠意は勝利を得てヘレンの愛を克ち得たのであった。

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