クマオンの人喰虎

劇場公開日:

解説

モンティ・シャフがフランク・P・ローゼンバーグと協同して製作した1948年作品。ジム・コーベットの手記をリチャード・G・ハブラーとアルデン・ナッシュが協力して改作し「この虫10万ドル」のルイス・メルツァーとジーン・バートレットが脚色し、かつて撮影技師だったバイロン・ハスキンが監督「ブルースの誕生」のウィリアム・C・メラーが撮影した。主演はかつて「カラナグ」に出演したサブーと「被告」にも出演している舞台からきた新人ウェンデル・コーリーで「アメリカ交響楽」のモーリス・カーノフスキー、新人ジョーン・ページ、アルジェンティナ・ブルネッティ等が助演する。

1948年製作/アメリカ
原題:Man-Eater of Kumaon
劇場公開日:1949年11月

ストーリー

インドの北部山地のジャングル地帯クマオン地方にあった話である。妻に背かれて人生を冷眼視する白人の医師ジョン・コリンズは、スリルを求めて虎狩りに来た。マラリヤにかかったのを知らずに狩りに出て1頭の大虎を射損じたまま、彼は数週を病床に送った。そのころコリンズに射たれた虎は足1つを失って獲物を捕え得ず、人間を襲った。コリンズはその人食虎に家族全部を食殺されて、残った少年パンワを救って旅を続け、ガンガ・ラムを酋長とする集落にパンワを預けた。人食虎はコリンズを尾行し、酋長の息子ラインの娘ラリを傷つけた。コリンズの手術でラリは命を取りとめたが、流産したばかりか将来も母なる望みがなくなった。集落の掟でラリは離婚される運命となったが、相愛のナラインは彼女と別れるに忍びなかった。集落の民が人食虎を恐れて逃げようとするので、コリンズは責任上、虎を待ち伏せしたが利口な人食虎はワナにも落ちない。運命を自覚したラリは、人身御供となろうと決心し、その旨をパンワに言残して泉へ出かけた。パンワから聞いたコリンズは追跡し、ラリに飛びかかった人食虎を仕とめたが、彼自身も絶命した。集落の民はラリの心をくみ、パンワをナラインの子と認めたので、ラリは離婚されないですんだ。

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