駆潜艇K-225

劇場公開日:

解説

「ヨーク軍曹」のハワード・ホークスの製作により、ジョン・ローズ・スタディーの脚本を、「大自然の凱歌」のリチャード・ロッスンが監督した1943年度作品。撮影は「月光の女」のトニー・ゴーディオ、音楽は「影なき殺人」のデイヴィッド・バトルフ。「西部の裁き」のランドルフ・スコット、この作品で映画にデビューした「容疑者(1944)」のエラ・レインズ、「森林警備隊」のジェームズ・ブラウン、「ハリウッド・アルバム」のバリー・フィッツジェラルド、ファジー・ナイト、アンディ・デヴァイン、ノア・ビアリー・ジュニア、リチャード・レーン、「星は輝く」のトーマス・ゴメス、「カンサス騎兵隊」のデイヴィッド・ブルースらが共演する。

1943年製作/アメリカ
原題:Corvette K-225
配給:セントラル
劇場公開日:1951年2月27日

ストーリー

烈しい戦闘の後、沈没した駆潜艇の艇長マクレイン中尉は他の生き残りの部下と共に連合軍の駆逐艦に救われ、故郷のカナダの港に帰った。彼の心は、親友カートライト中尉が救命艇の中でUボートに射たれて戦死した哀しみで一杯であった。彼はカートライトの妹ジョイスに兄の死を告げたが、哀しみのあまり彼女は彼を相手にもしなかった。カートライトのもう1人の弟ポールは駆潜艇乗りを嫌がっていたが、皮肉にもマクレインの新艇Kー225勤務を命ぜられ、そして艇は新しい戦闘に向かうため大西洋に処女出撃を行なうことになった。出発の前夜、ジョイスはマクレインに先日の非を詫びに来、2人の心は最後の幾時間かを共に過ごすことで近よった。数日後艇は護衛しているイギリス船を攻撃され、ポールはりりしい武者振りを見せた。目的地に近づいた頃、艇と船団は敵の海空よりの攻撃にさらされた。激闘の後、艇は大損傷を負いながらも敵潜を撃沈した。その潜水艦こそかつてカートライトに残虐を敢てしたUボートであった。修理を終えてイギリスの港から再び北大西洋をカナダへ引き返す頃、故郷の港ではジョイスがマクレインを待ちこがれていた。

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