ギロチンの二人

劇場公開日:

解説

ヘンリー・スレッサーのストーリーを彼とジョン・ヌーバールが共同で脚色、ウィリアム・コンラッドが製作・監督したショック・スリラー。撮影は「手錠のままの脱獄」のサム・リーヴィット、音楽は「遠い喇叭」のマックス・スタイナーが担当した。出演は「パームスプリングの週末」のコニー・スティーヴンス、「竜騎兵総攻撃」のシーザー・ロメロ、「ヤムヤム・ガール」のディーン・ジョーンズ、ほかにパーリー・ベア、ヴァージニア・グレッグなど。

1965年製作/アメリカ
原題:Two on a Guillotine
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1965年6月26日

ストーリー

キャシー(コニー・スティーヴンス)は大魔術師デュケーンと妻メリンダ(コニー・スチーブンス)との子である。デュケーンは、20年前、ギロチンを使った新しい演し物の実験に失敗して間もなく死んだとされていた。その父の埋葬に参列するため、叔母のところからロサンゼルスの墓地にやって来た。そして「墓から帰る」というばかばかしい父の 公約 に新聞記者たちは騒ぎたてた。もちろん、彼女は相手にしなかった。キャシーは30万ドルにおよぶ遺産を贈られることになったが、それには昔のデュケーンの屋敷に7晩泊ることという条件がつけられていた。新聞記者のバルはこの魔術師に興味を持ち身分をかくして彼女に接近、恐ろしい出来事のつぎつぎに起こる邸で彼女をかばったことから愛しあうようになった。ある時、埋葬したはずの彼女の父が現われ、彼女を実験台にギロチンを繰り返そうとした。駆けつけたバルは格闘の末デュケーンを殴り倒したが、迂闊にもキロチンのレバーを押してしまった。しかし血まみれのキャシーの顔は、じつはろう細工で、魔術は成功したのだ。デュケーンは20年前の失敗で精神がおかしくなり、ただこの実験のためにのみ、賭けていたのだった。

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