金塊争奪(1929)

解説

「高原の騎士」「乱射乱戟」と同じくケン・メイナード氏主演西部劇で、同じくマリオン・ジャクソン女史原作、アルバート・S・ロージェル氏監督になるもの。相手役は「蕃地征服」「喧嘩友達」のドロシー・ドワン嬢が勤めC・E・アンダーソン氏、ポール・ハースト氏等が助演し、ターザンが活躍している。

1929年製作/アメリカ
原題:The California Mail

ストーリー

米国の南北戦争最中のこと、ワシントン政府唯一の財源となっていたカリフォルニアの金を輸送するために特別馬車の便があった。ところが当時は米大陸を横断するのは非常な危険なことであった。法律が行き届かないために、山賊の群が随所に蜂起して金塊を積んだ馬車はしばしば掠奪され、馬車会社は幾度となく事業を放棄しようとさえするのであった。それらの山賊の一味と目されていたポップ・スコットは実は官憲から派遣されている密偵で山賊掃蕩の重大なる使命を帯びていた。モリー・バトラーという馬車会社の娘がある時山賊のバッチ・マグローの一味に捕まり掠奪されようとしたが、ポップの計略によって無事に逃れることが出来た。ところがモリーはポップも山賊であると誤解して官憲に引渡そうとするが、折し駅伝馬車の競技会が催されてポップが優勝したのでモリーは男らしい彼に憧憬するようになりポップが山賊でないことを願うような気持ちになった。ポップが多量の金塊を積載した馬車の護衛を托された時、マグロー一味の賊等は金塊を奪わんものと襲来したが、ポップは力戦苦闘の結果首尾よく敵を仆した。かくて後彼は自分の使命を物語ってモリーの愛を獲ることが出来た。

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