狐(1921)

解説

ジウエル映画のスターに昇進したハリー・ケイリーの第1回作品で、自ら原作を書き、「怨に燃ゆる男」「北国の巨人」などと監督したロバート・ソーンビーが監督したもの。ケイリーの相手は「我れ若し王者なりせば」のベティー・ロス・クラークで、去年10月28日に死んだ可憐な子役ブリージー・イースンや、美しきガートルード・オルムステッドらも出演する。

1921年製作/アメリカ
原題:The Fox

ストーリー

人気荒き西部の町カリエントに辿りついた浮浪者サンタ・フィーが人々から嘲弄されているのを役人フレイサーの娘アネットが救い、フィーはその町の銀行の小使いになる。その頭取ルーファス・クールターは町から少し離れた所に山砦を構える山賊どもを部下として行金を費消したり悪事の限りをつくしていた。検査官が来るとの報告にクールターはアネットの妹のステラの恋人なる現金掛のディック。ファーウェルを山砦へ使いにやって監禁させ、行金を拐帯逃亡したと言いふらす。フィーはその真相を観破していた。町の人から侮辱された役人フレイサーは単身砂漠を横ぎって山砦へ行こうとするが、フィーは彼を砂漠の嵐より救う。フィーは独り山砦に捕らえられ、ディックに会ってともに地下の川を泳いで逃れ、フィーは町へ帰って、政府の秘密探偵なることを示し、米国騎兵隊と役人の援助を得て山砦を襲い、山賊を全滅させクールターを捕まえる。フィーはアネットの愛を克ち得る。

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