機関銃戦線

劇場公開日:

解説

「ザーレンからの脱出」のロビン・エストリッジのオリジナル・シナリオを、「白昼の脱走」のジョージ・P・ブレークストンが監督した戦記もの。撮影はミロラド・マルコビック、音楽はゾランが担当している。出演は、11歳の少年俳優フレイザー・マッキントッシュ、ラーデ・マルコビック、アンナ・ゾラ、ピーター・バニセビックなど。製作はフィリップ・N・クラスン。

1967年製作/アメリカ
原題:The Soldier
配給:MGM
劇場公開日:1968年7月6日

ストーリー

第2次大戦中、ユーゴスラビアは、ナチス・ドイツ軍に侵略されたが、それに対するレジスタンスも盛んだった。そのレジスタンスの一員である父の消息が絶えたので、ヨバン少年(フレイザー・マッキントッシュ)は愛犬を連れて、父を捜しに出かけた。途中、犬が逃げ、それを捜しているうちにヨバンはドイツ部隊の露営地に迷い込んでしまったが、ドイツ兵からやさしくされ、小部隊のボーイとして、行動をともにすることになった。だが、ある事件でみせしめのためにドイツ軍が行った処刑のその残虐さに怒りを感じたヨバンは、ドイツ軍から逃げ出し、この地方のレジスタンスの指導者アンドレイ(ラーデ・マルコビック)に伴われて、反抗軍が立て込もっているという山地に向かった。途中さまざまな危険にあったが、どうにか山中の反抗軍キャンプにたどり着いた。だが、ヨバンの父はすでにこの世の人ではなかった。そしてこの時、反抗軍は大勢の負傷者を抱えて、絶望的な状態に陥っていた。この危機を救う道はただ1つ残されていたが、それにはドイツ軍の背後に潜む味方の部隊との連絡が必要だった。その重要な任務をヨバンがすることになった。ヨバンはかつてドイツ部隊に迷い込んだと同じく犬を捜すふりをして、まんまとその任務を成し遂げた。無事帰り着いたヨバンは、負傷兵とともに後退するよう言われたが、激しい戦いの現実の中で、父が死なねばならなかったわけを、はっきりと理解したヨバンは、一緒に戦いたいと願い出た。攻撃が始まった。隊員たちは次々と死に、そしてついに、実の父親のように慕っていたアンドレイも死んだ。ヨバンはアンドレイの機関銃を取ると、押し寄せる敵に、狂ったように撃ち続けるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く