消えゆく影

解説

メエ・マレー嬢の作品を監督して居たレオンス・ペレ氏が、アンリ・アーデル氏の原作を脚色及監督し、「渦中の人」「呪の幻影」に出演したエミー・ウェーレン嬢が主役を演じた人情活劇で、対手は「南海の鬼」出演のスチュアート・ホームズ氏と、「犯罪簿に載れる女」其他でフレデリック嬢の対手をしたウィンダム・スタンディング氏である。過激派、殺人、爆弾等物凄い代物が盛に飛出して来て、活劇的色彩の鮮明な映画であると云う。

1920年製作/アメリカ
原題:Lifting Shadows

ストーリー

「死の環」団の一人であったロシア人の娘ヴァニアは、故国で辛い月日に逢わねば成らなかった。然し米国へ来てから後の彼女は暫くは平和であったけれど、やがて結婚して後夫のクリフォード・ホワードが手におえぬ無頼漢であったのと、ロシアからの悪人が、彼女が父から保管を頼まれた重要書類を引渡せと要求するので、心安からぬ日が続く。ある日彼女は夫と争い、身を衛る為に夢中で発砲し、夫の倒れたのを見て殺人の罪を犯したと信じ、公判廷に引出されるが、証拠不充分で放免された。頼る辺なき彼女に同情したヒュー・メイスンと云う青年弁護士が、彼女に結婚を申込んだが、彼女は待ってくれと頼む。その後も彼女は度々「死の指環」団に悩ませされるが、やがて夫を殺した真の下手人が判明して始めて晴れやかな日を迎えたのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く