ガール・ドッジャー

解説

チャールズ・レイ氏の人情喜劇で、原作、監督は例によってJ・G・ホークス氏とジェローム・ストーム氏とである。相手としては、「北方の掟」「猜疑の眼」等出演のドリス・リー嬢と、「男性美」「島の娘」等出演のレオタ・ロレイン嬢である。

1919年製作/アメリカ
原題:The Girl Dodger

ストーリー

バリートン大学に学んでいるカスバート・トロットマンは、国元からの送金を全部書籍購入の費用に充て、室代を払わないので、借間から追い払われ、隣の立派な下宿に住うハリー・テイヴィストックの室に同居する身となった。ハリーがカスバートを同居させた理由はカスバートをして自分の父に説いて自分の退学を止めさせようとしたからである。一日ハリーが唱女ピンキーを自分の室で御馳走する約束をしたところ、彼の母親がハリーの許婚アニタ・グラアムと共に近くの海岸に来て、彼に食事を共にするよう命じたので、止むなくハリーは、カスバートをしてピンキーの相手をしてもらうことにした。ハリーが家を出た後で、自動車の故障からアニタがハリーの室へ立ち寄った。カスバートはアニタをピンキーと思い誤まり、心を込めて歓待し、若き2人は恋に陷る。その後アニタが皆なを舞踏会に招待した時、ビリーという泥棒がカスバートのズボンを失敬したため、カスバートはハリーに侮辱されんとするアニタを救うことができた。それからのことは、月の光が知っているであろう。

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