神の鉄槌

1919年製作/アメリカ
原題:Whom the Gods Would Destroy

ストーリー

いわゆる英雄豪傑を夢想し、世界併合を実行せんとしたるアッチラ、モハメット、ナポレオン等古来の人士を例に引き来り、太古より人類間に戦いの止まざるを示し、ついにウイルヘルムに言及してその好策野心等を告発して余すところがない。劇は大戦の少し前に始まっている。火薬発明に苦心する米国の青年ランドールを巧みにベルリン大学に送り研究させようと目論んだドイツ秘密探偵の頭目ウルフ・フォン・シュワルツと言う男があった。ランドールはベルリンに赴いたが、その後軍人連の横暴甚だしく婦人を虐待するを見て軍人を殴打したために大学から退学処分に附せられる。このためベルジウムの親族マシュー方に赴き研究を続ける中戦争開始となり、ランドールは敵国の秘密書類を手に入れ辛苦の末万死に一生を得てベルジウム軍に渡す。ウルフはエルザという婦人のため射殺され、エルザもまた砲弾に仆る。戦いの跡荒れにし思いで深いベルジウムの地にランドールは別れた恋人ジュリーと再会することができた。

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