雷親爺

解説

「突貫花婿」と同じくルバート・ヒューズ氏の原作でアルフ・グールディング氏の監督になったもので脚色はアグネス・クリスティン・ジョンストン女史が担当した。主役は新進のサリー・オニール嬢で相手役は「青春に浴して」に出演したジョン・パトリック氏が演じ、「突貫花婿」出演のバート・ローチ氏「良人の危険時代」等出演のジェームズ・モリソン氏、エステル・クラーク嬢、デウィット・ジェニングス氏、ジョニー・フォックス君等が助演している。

1925年製作/アメリカ
原題:Don't

ストーリー

テーシー・モファットは篭球試合で大奮闘をして勝利を得て、ギルバート・ジェンキンスと知り合いになった。そうして学校から故郷へと帰るのにギルバートの自動車に乗せて貰った。そのために昔気質の家族や彼女に恋しているアベル等に恥知らずと罵られた。家族と一緒に海岸に遊びに行ったテーシーはギルバートと示し合せて彼と逢い、自動車に乗って田舎の方へ出た。ギルバートに恋を迫られ抵抗している間に自動車が溝の中に墜ちた。やむなくテーシーは家へ歩いて帰った。厳格な父母は娘の性根を直すといっておし置きした。彼女は家出することに決め逃出したがアベルに捕まった。無頼漢が来合わせてアベルを倒したうえでテーシーに向かって来たので彼女はネジ廻しで撲り倒した。所へギルバートはやっと溝から自動車を引きずり出してやって来て家に送り届けた。余り娘に辛くし過ぎたと思った母親は父親を説いた。そこで了解の上で彼女はギルバートと結婚しようとしたがギルバートは週給30ドルなのでテーシーは今しばらく母の許で家事見習いをしてから結婚することにした。

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