火星地球を攻撃す

解説

連続映画「フラッシュ・ゴードンの火星旅行」を再編集してフィーチァアとしたもので、「超人対火星人」と同じくラリー・バスター・クラブとジーン・ロジャースが主演する。同じくアレックス・レイモンド作の新聞漫画に取材してレイ・トランプとノーマン・S・ホールが脚本を執筆し、「猛獣国横断」「世界航空戦」の共同監督フォード・ビーブがロバート・ヒルと協力監督し、ジェリー・アッシュが撮影した。助演者は「東への道」のチルス・ミドルトン、「地獄街」のビートリス・ロバーツ、フランク・シャノン、ドナルド・カー、リチャード・アレクサンダー等である。

1938年製作/アメリカ
原題:Mars Attacks The World

ストーリー

火星国の明王アヅラ女王はニトロン光線の威力によって地球を爆破せんと計画する。地球ではゴードンとザーコフ博士、ゴードンの恋人デール、新聞記者ハビーを伴いない、火星艇に搭乗して火星へ乗り込み地球の危急を救おうとするが、不幸不時着をする。そこには女王の魔術によって生存する穴居人軍がいた。ゴードンと博士は女王を捕えてニトロン光線器をうち砕かんと、2人を残して出発したが、かえって捕えられてしまう。そこへ後の2人も到着して一緒に脱走したが、この時明王を敵視するバリン王子と出会い、再び明王とアヅラを攻撃した。明王はいち早く脱走し、部下に命じて爆弾でアヅラを殺させる。彼女は臨終の時、ゴードンに白サファイアを与え、この宝石を以て穴居人を救ってくれと頼む。ゴードン一行は勇躍明王の宮殿へ殺到し、見事彼を滅ぼして凱歌を奏しつつ地球へ着陸、絶大な歓迎を受ける。

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