俺は名選手

解説

「俺は渡り鳥」「俺は曲芸師」と同じくカール・デーンとジョージ・K・アーサーの共演映画で、原作はペタースン・マゾーニ、それをアール・ボールドウィンとリュウ・リプトンとが共同で脚本を執筆し、「俺は渡り鳥」「ホリウッド・レビュー」のチャールズ・F・ライズナーが監督した。助演者は「野球王」「恋のデパート」のジーン・アーサーをはじめリチャード・カーライル、エドワード・コネリーなどである。

1928年製作/アメリカ
原題:Brotherly Love

ストーリー

大男のオスカーが守衛をしているある刑務所にジェリーという小男の囚人がいた。ジェリーは典獄の娘ドロシーと仲良しだったが、オスカーはドロシーを恋していたので2人の仲が気にくわなかった。オすカーはジェリーを苦しめようとしてラグビー・チームに加える。ところが器用なジェリーはたちまちチームのスターになってしまったので、オスカーは憤慨して彼を放免してしまう。来るべき大試合に彼を出したくなかったのである。休暇にドライヴとしゃれたオスカーがスピード違反で警官に捕らえられる。そして、入れられたのが敵チームの刑務所ですぐチームに加えられたオスカーは味方のチームと試合をしなければならなくなる。ジェリーはドロシーに会いたいばかりに故意に罪を侵すが、なかなか刑務所に入れてもらえない。待ちきれずに彼は刑務所乱入を企てる。やっと刑務所に戻ったジェリーは望みどおりチームに入れたが、敵のチームにオスカーがいるので、サインを見破られる心配がある。ジェリーは敵の刑務所に忍び込んで敵のサインを盗み、晴れの大試合に大功をたてる。その後、ジェリーとドロシーとの恋の実は結んだのであった。

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