海の女神

解説

今メトロの花形となっているドラルディナ嬢が、1921年7月ピラミッド映画会社に招かれて撮影した南海情話で、嬢自身の原作をジャック・プラット氏が監督し原住民を多数使用してある。ハッピー・エンディングになっているのと、悲劇に終わっているのと、2種あるそうであるが、多分悲劇の方が公開されよう。フラフラ踊りを米国に紹介したドラルディナ嬢の熱情的な踊りが見ものであろう。

1920年製作/アメリカ
原題:The Woman Untamed

ストーリー

南海航海中のラム酒積載船に暴動が起こって船長は殺され、船長の1人娘ルシルは船を逃れて白人未踏の離れ孤島に漂着する。島の原住民は喰人種だったが、ナッソニという海の女神の来臨を祈っていった矢先とて、ルシルは神として原住民に畏敬されることになった。ある日その近海を一帆船が過ぎた。その中のホル・デールという青年が海上生活の無聊を慰する目的で島を探検すべく上陸したところついに帰路に迷い、そしてルシルに会った。ルシルは蒙昧の蛮人の前を巧みに言作ってデールの世話を焼く仲2人は恋仲となる。しかし男は船に残した婚約の女を思い出してルシルの恋を断念し救いの船の来るのを待った。船が来た。失恋せるルシルは同行を辞し、尚も勧める男を気絶させて救いの人々にもこの船に帰らせ、そして蛮人を集め「生死の舞」を演じ、終わると同時に断崖から海中に身を投げる。船に返って気がついた男はやはり彼女を愛していたことを覚り、急ぎボートを下して危い女の命を救い、共に将来を誓って帰船する。

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