嘘クラブの女王

劇場公開日:

解説

「ヴィナスの接吻」の脚色者ハリ-・カーニッツが製作した1949年度作品で、ジェリー・グラスキンの原作から「姫君と海賊」のエヴェレット・フリーマンが脚色、「夜も昼も」のマイケル・カーティズが監督、「黄金(1948)」のテッド・マッコードとマックス・スタイナーがそれぞれ撮影と音楽を担当している。「ジョニー・ベリンダ」のジェーン・ワイマンと「虚栄の花」のデニス・モーガンをめぐって、「夜も昼も」のイヴ・アーデン、「摩天楼」のロバート・ダグラス、アリン・ジョスリン、トム・タリー、リナ・ロメイらが共演する。

1949年製作/アメリカ
原題:The Lady Takes a Sailor
配給:セントラル
劇場公開日:1951年4月10日

ストーリー

商品の良否を検定・保証する商品研究協会の管理者ジェニファー(ジェーン・ワイマン)は、タイスン財団からの寄付獲得に成功した休暇にヨット旅行に出かけ、海底から現れた巨潜水艇に船をひっくりかえされた。デイヴィ・ジョーンズと名乗る艇の男、実はビル・クレイグなる海軍中佐(デニス・モーガン)は、ジェニファーを艇に救い入れたものの彼女が勝手に写真を撮るのに弱って、眠り薬をのませた上フィルムを抜き取って彼女を岸辺に放り上げた。眼が覚めたジェニファーは海底の体験談を話しても誰一人信用せず、たちまち嘘クラブの女王に祭り上げられた。真相を説明してくれるのは写真だけだと、彼女は私立探偵まで雇ってビルを狙うが、ビルの方もそれを取り返されては軍の機密に関すると、ここにフィルムの小箱をめぐって追いつ追われつの争奪戦が開始された。やがて小箱は彼女の手から新聞者にまわり、軍は発表の一歩手前で食い止めることが出来たが、ここで彼女も初めてビルが軍の要人であることを知って真相公表の望みも打ち捨てたまま彼の腕の中に飛び込んだのであった。

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