インディアン来る

解説

「曲馬王」「鉄拳ギブソン」のヘンリー・マックレイが監督したユ社の連続活劇である。ウィリアム・F・コディーの書いたストーリーからジョージ・H・プリンプトンが撮影台本に組み立てウィルフリッド・M・クラインがクランクしたもの。主なる出演者は「荒原の勝利者」「冒険児」のティム・マッコイをはじめ新進のアレン・レイ、エドモンド・コッブ、昔「紫の覆面」「名金」で鳴らしたフランシス・フォード、ウィルバー・マッゴーなどである。

1930年製作/アメリカ
原題:The Indians Are Coming

ストーリー

西部では金鉱を掘り当てたジョージ・ウッヅはこの吉報を東部に住む双生児の兄弟トム・ウッヅに知らせるため、カウボーイのジャック・マニングに託して手紙と共に金塊を届けさせることにした。重大な使命を受けてジャックは喜び勇んで出発した。トム・ウッヅは一人娘のメリーと暮らしていたが、ジャック・マニングがもたらした兄の吉報を得て大いに喜んだ。そして何とかして西部のジャックのもとへ飛んで行きたいという気持ちになった。ところが肝心のジャックはある日、狂奔した馬をとり静めようとして負傷し当分出発見合わせとなり、ウッヅ親子の家で静養することになる。メリーはジャックが西部からはるばる乗り込んできた日から彼の男らしい姿に魅せられていたが、彼が負傷を癒すため彼女の家に過ごした数日間のうち若い二人はついに恋仲となった。そして彼等は父親の許しを得て結婚しようとまで話をすすめていた。しかるにかねてからメリーに懸想していたランス・カーターという男は、彼女がジャックと愛し合う仲となったことを知って嫉妬に燃えこのじゃま者のカウボーイを片づけてしまおうと悪計をめぐらしはじめた。カーターはその第一着手としてジャックが西部のジョージ・ウッヅから託された金塊を盗んだと役人に訴えでた。そのため負傷から全快したジャックがまさにウッヅ親子と出発せんとする矢先、彼は縄目の恥を受けることとなりメリーと悲しき別れをせねばならならなかった。かくて疑いの晴れるまでジャックは獄裡に呻吟する身の上となった。一方西部にあっては未開の各地に巣を構えるインディアンが頻々と出没して移住の民を苦しめていたが金鉱発見者のジョージ・ウッヅの小舎もある日突如としてこの凶猛なインディアンの襲うところとなった。ウッヅ親子を狙うカーターの魔手は延びんとする際、獄屋に呻吟するジャック・マニングはいつ自由の身になれるのであろう。かくして事件は前途に幾多の波紋を予想させて展開していく。

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