暗影に怯えて

解説

ハンプトン・デル・ルースの原作を、マッジ・タイロン女史が脚色し、「琴線の響」等と同じくエドウィン・カリューが監督したもの。主役は「洋上の薔薇」「激浪の一船」のアニタ・スチュアート、相手役は「ドロシー・ヴァーノン」「王様万歳」のアラン・フォレストと、「灯消えぬ」「スザンナ」等のウォルター・マッグレイル。

1921年製作/アメリカ
原題:The Invisible Fear

ストーリー

シルヴィア・ラングドン(アニタ・スチュアート)はアーサー・カムストック(ウォルター・マッグレイル)という男の無体の要求を逃れようとして燭台を投げつけたが、彼が倒れたのを見て殺してしまったと信じ、常に彼の幻影に悩まされていた。その後、ベントリー・アーノルド(アラン・フォレスト)と結婚するが、宴会の席に殺したと思ったアーサーがやって来た。シルヴィアは驚き自室に逃れると、アーサーは追ってきて、彼女に金庫を開いて宝石を渡せと迫った。その時シルヴィアは、アーサーがかつて殺した彼の叔父の死骸を窓から見て、それをアーサーのものだと勘ちがいしていたことに気づく。こうして彼女の恐怖は拭われたのであった。

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