アリゾナの快男児

解説

「ミックスの曲馬大王」「爆弾ミックス」と同じくトム・ミックス氏主演の活劇で、アデラ・ロジャース・セント・ジョン女史の原作を、ジョン・ストーン氏が脚色し、「暗黒の楽園」と同じくロイ・ウィリアム・ニール氏が監督したものである。相手役は、「吃驚仰天」出演のドロシー・セバスチャン嬢で、その他、ベン・バード氏、ゴードン・エリオット氏、ミッキー・ムーア君、ヴァージニア・マーシャル嬢など出演している。

1927年製作/アメリカ
原題:The Arizona Wildcat

ストーリー

トム(トム・ミックス)とヴァージニア(ドロシー・セバスチャン)とが悲しい別れを告げたのは今から十数年前のことであった。そしてヴァージニアが東部へ行ってから、2人は互いに何の音信もなく過して来たが、たまたまヴァージニアがアリゾナにいる兄のロイ(ゴードン・エリオット)を訪れたことから、2人は久し振りで再会をしたのであった。やがて2人は恋を語る身とはなったがヴァージニアの伯母はそれに反対して、アッカー(ベン・バード)という東部の紳士と結婚させようとした。その頃、サンタ・バーバラの社交界の話題というのは、アッカーの率いる東部のチームとロイの率いる西部のチームとのポロー大競技であった。試合開始前、ロイはトムの許に應援の電報を打った。トムは早速出かけたが、途中でアッカーの依頼を受けて彼を迎撃する悪漢どもに襲われて、彼もその馬トニーも危地に陥る。が、辛じてトムはそれを脱して、試合場に馳せつけ、西部側の頽勢をもり返して、みごと勝利する。そして又ヴァージニアの愛をも、完全に巳れのものにすることが出来た。

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