アラジンと女盗賊

劇場公開日:

解説

アラビアン・ナイトを土台にし、ルーサー・デイヴィスが書いた脚本を、「ボーイハント(1961)」のヘンリー・レビンが監督したお色気冒険物語。撮影は「バグダッドの盗賊(1961)」のトニーノ・デリ・コリ。音楽は「ローマ・オリンピック1960」のアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノが担当。出演するのは「嬉し泣き」のドナルド・オコナー、「恋はすばやく」のヴィットリオ・デ・シーカ、仏映画界のノエル・アダム、イタリア映画界のアルド・ファブリッツィ、ファウスト・トッツィ、ジョバンナ・カレッティなど。製作はジョー・レビン。

1961年製作/アメリカ
原題:The Wonders of Aladdin
配給:MGM映画
劇場公開日:1962年1月2日

ストーリー

昔々のバグダッド。母が買ってくれたランプをもって市場を歩いていたアラジン(ドナルド・オコナー)は母に食べさそうと食物篭をとって巨人のオマールに追いかけられた。しかし危ないところをランプの精(ヴィットリオ・デ・シーカ)に助けられオマールも生涯の従者にしてしまった。アラジンは恋人のドヤルマ(ノエル・アダム)とともに王子とツアイナ姫の結婚式に出かけたが、ビッツィエル公の陰謀に巻きこまれてしまった。公は王子を殺して王国を我がものにしようとしたのだ。ドヤルマと王子は捕らえられ、砂漠にとり残されたアラジンは女盗賊団に助けられた。ところが喜んだのも束の間、彼らがアラジンをいけにえにしようとしていることを知ってランプの精をよび、逃げ出すとともに王子を救った。公は姫をだまして結婚しようと盛大な式を催したが、その席上アラジンはランプの精とともに現われ、公の陰謀を粉砕してしまった。やがてアラジンは貴族に取り立てられドヤルマと結婚。ランプの精は静かに天国へ去って行った。

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