アメリカ式(1924)

解説

リチャード・タルマッジのエフ・ピー・オーに於ける第一回作品で、「突貫突貫」と同じくフランク・ハワード・クラークの原作、ジェームズ・W・ホーン監督作。主演はリチャード・タルマッジ。共演は「燻ゆる情炎」「ミニー」で端役を演じたヘレン・リンチで、その他マーク・フェントン、リー・シャムウェイ。

1924年製作/アメリカ
原題:American Manners

ストーリー

造船会社の社長ダン・トーマス(マーク・フェントン)の息子ロイ(リチャード・タルマッジ)は外国へ留学していたが、父の命令で帰国。会社のドックへ入って働くことになった。使用人たちが行っている密輸入を、父の仕業のように細工しているのを知ったロイは、悪人の証拠を握り、父の汚名をそそがんとする。支配人クライド・ハーヴェイ(リー・シャムウェイ)と、バークレイ船長(パット・ハーモン)が共謀して悪事を働いていると突き止めたロイは、変装してバークレイの船に乗込む。そして父の親友ジョナス・ウィンスロープ(ウィリアム・ターナー)の愛娘グロリア(ヘレン・リンチ)がハーヴェイの悪計で誘拐されたのを救い、悪人を一掃する。かくしてロイは父の嫌疑を晴らすと共に、グロリアとの恋も成就するのだった。

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