雨のランチプール

劇場公開日:

解説

タイロン・パワー、マーナ・ロイ共演で「雨ぞ降る」という日本題名で公開された映画の再映画化で、原作はルイス・ブロムフィールドのピュリッツアー受賞小説『雨季来たる』。製作は「聖衣」のフランク・ロス、脚色は小説家マール・ミラー、監督は「足ながおじさん」のジーン・ネグレスコ。音楽は「夢去りぬ」のヒューゴー・フリードホーファー、撮影監督は「七年目の浮気」のミルトン・クラスナー。パキスタンに2ヵ月ロケをした。出演者は「プロディガル(1955)」のラナ・ターナー、「聖衣」のリチャード・バートン、「殺人者はバッジをつけていた」のフレッド・マクマレイ、「楽し我が道」「恋人騒動」のジョーン・コールフィード、「一獲千金を夢見る男」のマイケル・レニー。

1955年製作/アメリカ
原題:The Rains of Ranchipur
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1956年4月3日

ストーリー

インドのランチプールにイギリスの貴族アラン・エスケス卿(マイケル・レニー)が、アメリカ生まれの夫人エドウィーナ(ラナ・ターナー)を連れてやってきた。2人は政略結婚で結ばれた身の上で、エドウィーナは我侭な浮気女だったが、これを知る大公妃は最初から彼女を白眼視した。大公妃の晩餐会に臨んだ夫妻は、土地の高官や名士に会う。その中の1人トム・ランサム(フレッド・マクマレイ)は、エドウィーナと幼馴染の土木技師だが、人生に幻滅を感じ酒びたりになっていた。トムは可憐な娘ファーン(ジョーン・コールフィールド)を同伴してきたが、彼女はアメリカの大地主サイモン家の娘で、気にそまぬ結婚を強いられていた。歓迎晩餐会でエドウィーナは、英本国で教育を受けたインド人の若い医師サフティ(リチャード・バートン)の魅力に惹きつけられた。夫のアランとサフティの間に虎狩りに行く相談がまとまると、サフティの保護者である大公妃の意見を拒絶して、エドウィーナも参加を申し出る。しかしアランが虎狩りで重傷を負い入院している間に、サフティとエドウィーナは恋に落ち、大公妃は彼女の追放を決意する。やがて季節風が吹き始め、豪雨についで大地震と洪水が起きた。エドウィーナはランチプールを去れなくなり、それは純情なファーンに慕われて、いたたまれなくなったトムも同様だった。サフティはエドウィーナの存在を忘れて病人たちの治療に精を出し、洪水の危険もトムの努力でくい止められた。エドウィーナはサフティの愛をしりぞけて夫アランとランチプールを去り、ファーンとトムは結ばれるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第28回 アカデミー賞(1956年)

ノミネート

特殊効果賞  
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