劇場公開日 2012年5月12日

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「日常」隣る人 3i9uさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日常

2015年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

児童養護施設の子どもたちの話。

隣る人。なんて良いタイトルだろうなと。見て納得のタイトル。血が繋がっていようといまいと子どもたちは、ただひたすらに愛が欲しい。作中での子どもたちの愛欲しさに胸がつまる。わかっているようでわかっていなかったことだなと。

与えたり、買ったりそんなことは出来ない。ただ寄り添い、ただ抱きしめてあげる。無条件なのが愛情。

それをかけてくれる人や、もしくはかけることのできる人間であるだろうか。

ちゃんと両親が揃っていて裕福な家庭の子どもは幸せ?
よんどころない事情で施設に入っている子は不幸?

現代の虐待の問題もまざまざと見せつけられる。

施設の地域での位置づけも悲しいものを感じた。
どうして…
子どもたちは思っているより、とても賢く繊細。子どもたちにとってそれが日常であることが悲しい。

世間がもっとこういう問題に目を向け理解ある社会になれば、と切に願う。

3i9u