311

劇場公開日:

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解説

東日本大震災発生から2週間後の被災地の様子と、惨状を目の当たりにした4人の映像作家の姿をありのままにとらえたドキュメンタリー。森達也(映画監督・作家)、綿井健陽(映像ジャーナリスト)、松林要樹(映画監督)、安岡卓治(映画プロデューサー)の4人は「震災をその目で確認すること」を目的に、岩手、宮城を縦断。被災地の様子とともに、惨状を目の前に恐怖で高揚してしまう自身たちの姿や、遺族を前にしてもカメラを回すことを止めず批判を浴びる様子など、マスメディアでは扱われない「撮る側の素顔」も映し出す。

2011年製作/94分/日本
配給:東風
劇場公開日:2012年3月3日

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(C)森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治

映画レビュー

1.0浅はかさが目立つ

2024年1月5日
iPhoneアプリから投稿

充分な準備もなく的な事は映画の中でも言ってた気はするが、最後のシーンに現れていたように、被災者の方々の気持ちを逆撫でし、手間や面倒をかけていたようにしか映らなかった。

報道は大切だと思うし、ありのままを描こうとすることは素晴らしいのだろう。

少し野暮すぎたのではなかろうか。

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ボタもち

4.0震災の実相が分かる映画

2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画は震災によって実際にどのような被害を受けたのかということが良く分かる映画です。
特に石巻市の大川小学校で子供が流され、その子を探している親との会話が胸を打ちました。この映画には狩野愛さんを探すお父さんが出てきますが、4/28に愛さんの遺体が見つかりました。子供たちが、小学校の裏山に避難して、無事に生きていて欲しかったです。ありがとうございました。

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松村 訓明(まつむら のりあき)

3.5「311」をあらためて考える

2020年7月19日
iPhoneアプリから投稿

東日本大震災15日後に4人が現地入りして制作したドキュメンタリー作品。

某国営放送のようにきれいに編集されていない分、むき出しの生々しい映像がよけいに目の前に突きつけられる。(コロナ一辺倒で)世間ではもう震災のことは解決したかのような雰囲気になっているが、まだ9年しか経っておらず何も改善されていない。

石巻赤十字病院の医師が、「(目の前に処置できない患者がいることに)無力感は感じていない。(人間は自然に対して)初めから無力なのだから」という言葉が強く耳に残る。

制作者が被災者や遺族に対してカメラを向けることに、「配慮が欠けている」、「非常識だ」と厳しい意見が多かったと思う。
しかし、罵倒されても、石を投げつけられても伝えなくてはならないものがある。ジャーナリズムは決して「正義」ではなく、社会における「(ポジティブな意味での)必要悪」だ。

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atsushi

3.0福島と宮城・岩手沿岸部を訪れ、津波の見たままを映像化したもの。 福...

2017年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

福島と宮城・岩手沿岸部を訪れ、津波の見たままを映像化したもの。

福島での撮影を断念したのは残念だが、震災後の早い時期に被災地に入り、家族を亡くした生の声を聞けたのはありがたかった。

ただ、遺体搬送を撮影に関してはいかがなものかと思った。
あのような場面は、あらゆるマスコミの映像の中でも今回くらいだと思うが、許可を取って撮影していないのはいただけない。
震災関連でも一番デリケートな部分だけに、慎重さが求められる。

遺体安置所に行ったが、確かに不特定多数の方に見せる場所ではないなと思った。

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キッスィ
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