ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

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劇場公開日:

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

解説

カナダ人作家のヤン・マーテルが2001年に発表し、ブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、「ブロークバック・マウンテン」「ラスト、コーション」のアン・リー監督が映画化。乗っていた貨物船が遭難し、一匹のトラとともに救命ボートで漂流することになった少年パイのたどる運命を描く。1960年インド・ポンディシェリに生まれた少年パイは、父親が経営する動物園でさまざまな動物たちと触れ合いながら育つ。パイが16歳になった年、両親はカナダへの移住を決め、一家は動物たちを貨物船に乗せてインドをたつが、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。必死で救命ボートにしがみついたパイはひとり一命を取りとめるが、そこには体重200キロを超すベンガルトラがいた。第85回アカデミー賞で全11部門にノミネートされ、アン・リーが自身2度目となる監督賞受賞を果たした。

2012年製作/126分/G/アメリカ
原題:Life of Pi
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2013年1月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第85回 アカデミー賞(2013年)

受賞

監督賞 アン・リー
撮影賞 クラウディオ・ミランダ
作曲賞 マイケル・ダナ
視覚効果賞  

ノミネート

作品賞  
脚色賞 デビッド・マギー
編集賞 ティム・スクワイアズ
プロダクションデザイン賞  
音響編集賞  
音響録音賞  
主題歌賞

第70回 ゴールデングローブ賞(2013年)

受賞

最優秀作曲賞 マイケル・ダナ

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 アン・リー
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(C)2012 Twentieth Century Fox

映画レビュー

4.5疑問を投げかけるような作品

2024年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

映像、BGMがすばらしい。
パイが小説家相手に語るシーンから始まり、回想シーンのあと、再び語るシーンで終わる。
全体に仕掛けがある。
深く考察して楽しむこともできるし、考察しなくても楽しめる。

「おしっこ」というニックネームが氣に入らず、「パイ」と全員に呼ばせるエピソードから察するに、パイは名前にこだわる。
名前と言えば、トラの名前の由来。
“のどが渇く”は英語で“サースティ”。
リチャード・パーカーという人物は、『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』(1838年刊行 原作:エドガー・アラン・ポー 自称実話をもとにした長編小説)に被害者として登場する。
刊行の約50年後に小説の内容を再現したかのようなことがあり、被害者の名前が同じリチャード・パーカーだった。
エドガー・アラン・ポーが50年後の実話をもとにしたとしたら、タイムパラドックスだ。

パイの父親は、数ある宗教をどれも選ばなかった。
独自で創った決まりを家族に守らせていた。
父親の教えを守る家族は、小さな宗教みたいなものかもしれない。
肉を食べない決まりをおそらくパイは守れなかった。

父親の言うことが正しかったと彼が言っている。
数ある宗教の物語のどれも、信じられないようなファンタジー要素があり、それでも人は信じたいものを信じる。
選ばないという選択もある。
彼が最終的に選んだのは、父親のように独自に宗教を創ることだったのかもしれない。

ラスト、パイが小説家相手にどちらが好きか聞いた。
人の氣持ちをコントロールする話術や情熱もある。
人は好きなほうを選択する。あるいはどれも選ばずに自分で創り上げる。

今作で氣になる場面は、島が人で出来ている描写だ。
世界中に巨人もしくは巨大な動物の形をした島がある。
歴史は本当だろうか。
宗教は本当だろうか。
人類は本当のことをどれほど知っているのだろうか...

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Don-chan(Daisuke.Y)

3.0声優の本木雅弘がうまい

2024年1月25日
PCから投稿

主人公の声優は木村良平なんですが下手だとはおもわないけど、叫び声がちょっと不快ですね。映画の内容はファンタジー系の海サバイバルです。内容はそこそこ。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

3.0解釈が分かれる、そしてネタバレ解説の飛躍。

2024年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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キッスィ

4.0凄まじい冒険記

2024年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

スラージシャルマ扮するパイパテルはカナダ にいるインド人。元はインドに住んでいていつも生きがいを探し求めていた。家族とインドを離れた船旅で嵐の夜に船が沈没。パイだけがかろうじて救命ボートに乗ったが、オランウータンとシマウマとハイエナとベンガル虎のリチャードパーカーが同乗していた。虎に襲われながらボートの先にイカダを作り虎から逃れた。でも魚を捕らえて虎にも与えた。
ボートに飛び込むトビウオの 群れは凄いね。リチャードパーカーとともに過ごした凄まじい冒険記だね。一生懸命話ても誰も信じないかもしれない。

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重

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