「ライトノーベルのBLコミックは癒し系の新たな映画のカテゴリー?」富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ライトノーベルのBLコミックは癒し系の新たな映画のカテゴリー?

2012年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

たまには、新人イケメン系アイドルの映画を観てみたいと言う人にはぴったりかもね!
尺も短く、難しい事無しなので、気楽に観れるし、BL映画は、女性向きVシネみたいで、ポップで肩が凝らずに、頭を空っぽにしたい時の癒やし系映画の新境地と言えるかもね!
ここ10数年来、女子中学生からアラフォーまで、いやもっとその上の世代へと幅広い年齢層の読者層を持つBLコミックの世界。コミックばかりで無くBL小説も今や人気のカテゴリーの1つの世界を築いている。ライトノーベルと呼ばれる世界の中でも大きな読者シェアーを誇っている。
そんな普段は、コミックマンガを中々目にしなかった世代の人間や、映画界の人達にも、この手のジャンルの作品は今では、決して侮れない存在になってきていると思うのだ。
一定の顧客層をはじき出しているこのジャンルを今では、もう出版業界や、映画業界も無視出来ないところに来ているのかも知れない。
今では新人俳優の映画デビュー作として、バカに出来ずに、BL作品に出ていた役者さんで、後にNHKドラマやその他のメジャーな作品へと出演が決まって売れていく役者もいるのだから、映画フリークの自分もこれらの映画を見過ごす訳にはいかない。
昔から、アイドル系などの新人の主演する映画は国の東西を問わずどこの国の映画にもあった。
渋谷イメージフォーラムでは、BL作品の新作がここ数年毎年のように上映されている。
映画そのものは、面白い作品もあれば、それ程の作品でも無いものもあり、かなり出来栄えにばらつきがある気もするが、何となく気分転換に、そして女性の方々には、ロマンチックにイケメンの若い新人俳優君を観るのには、目の保養と言う意味でも良いのではないだろうか?
イケメン×イケメン=ラブラブでは、女性は何処に出る幕があるの?
観ていて観客はどっこが面白いのか?と思ってしまう気がしないでもないのですが、きっと映画を観ているJKさんたちは、どちらの男性も綺麗で、どっちの彼も素敵だなと、現実には自分の身近な世界で起こる、彼の事では無いので、安心してイケメンカップルを楽しめるんでしょうね。
これがもし、自分の彼氏の身になったらそうはいきませんからね!
人は妄想の世界感にしばらく浸ると言うのも、束の間の楽しみと言うもので結構今のストレス社会の中にあっては、心のストレスのはけ口の1つとして、セラピーの役割的働きをしているのかも知れません。そんな癒やされたいあなたには、この映画はひょっとしたらお薦め出来るかもしれません。
しかし、保証は出来ませんよ! でも初めから何も期待せずにリラックス映画として映画を只流して観るのなら、これから、BLと言うジャンルの作品をDVDで観てみるというのも、また新しい映画の楽しみ方の1つとして、未知力を秘めているのではないだろうか?あなたも、こんな私の提案にのってみようと言う、勇気?余裕の時間?があるのなら、是非お試しあれ!

ryuu topiann