劇場公開日 2012年8月11日

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「自分の存在が揺らぐ時・・・」桐島、部活やめるってよ ノキアさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5自分の存在が揺らぐ時・・・

2013年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

自分の存在が、「桐島」との関係性の中にこそ出来あがってて、それによって仲間とのノリが保てたり、楽しい学校生活だったり、「映画」という好きなモノがあるからこそ熱中したり、信じて打ち込めたり。
自分の存在を確かめるためにそれぞれが人や物との重要な関わりを求めて、信じて生きている。
でもどこかバラバラで、みんな心の中は不安と隣り合わせ。それぞれの思いが揺れて、高校生の孤独感というよりも人間の孤独を感じたりしました。
大人になると「ストレス」が溜まるけど、この年齢は「フラストレーション」が溜まる年頃でその辺りもよく描けてる作品だと思います。

ノキア