劇場公開日 2012年5月19日

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「心がほっこりする存在」ザ・マペッツ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5心がほっこりする存在

2014年4月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

幸せ

カーミット、ミス・ピギー、ゴンゾ…人気の人形キャラクター“マペット”によるミュージカル・ファンタジー。

マペットたちが表情?リアクション?豊かで見ているだけで楽しい。
映画の方もディズニー印だけあって、とにかくハッピー。
人間とマペットが共存している世界なんて、人間とアニメキャラが共存している「ロジャー・ラビット」みたいで、それだけでワクワク。
ミュージカルでもあるので当然登場人物が突然歌い出すが、どの曲も明るい曲ばかりで、こちらも楽しい。(クリス・クーパーのラップには驚いた!)
このノリに乗れれば最高。
乗れなかったらお子様向けで退屈極まりないが、そもそもミュージカル嫌いやファンタジー嫌いな人はまず見ないでしょう?(笑)

この物語、マペットのウォルターの物語として見ればハートフル。
憧れていた“ザ・マペット・ショウ”のスターたちと共演。
支えてくれる、励ましてくれる友が居る。
自分の居るべき場所がある。
何の取り得もないと思っていたけど、ウォルターの熱意が、“マペット・スタジオ”の危機を救う。

マペットは過去の遺物なんかではない。
久しぶりに見た彼らはやっぱり楽しいし、面白い。
それは映画にも表れている。豪華なゲスト出演者なんて、マペットが好きだから集まった筈。
心がほっこり温かくなる存在、それがマペット。

日本だったら、「ひょっこりひょうたん島」かな?「にこにこぷん」かな?(笑)

近大