とらわれて夏のレビュー・感想・評価
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私はこの作品が好き
こんなに官能的なパイ作りを観たのは生まれて初めてでした。
やっぱり男性の料理してる姿って素敵!笑
そして、この脱獄犯いい人で悪くないじゃん!
まぁ悪いけど笑と思ってしまった。
ケイトは寂しい役。流産のシーンは彼女の抱えてる悲しみ、笑えない理由が何だったのか痛いように伝わってくる。
脱獄犯が突然やって来て家族になる。
けったいな話だけど、母子家庭に突如お父さんが現れる感覚って、こーなんだろうなぁと描かれている。
しかも、母親が選んで連れてきた人ではなく突然の訪問者だということ。
男の子が、母親を守りたいと思うこと。
そして段々家族になっていくシーン。
男の子が状況よーく観察している視点も上手に描かれていて、多感な時期を上手に図書館の女の子で表現しているし、あの少しスモッグ掛かった撮り方も時代と状況を表現していて良かったです。
ママ想いな男の子の視点、息子を思う母、複雑な家庭で育つ子供を強く感じ取れたのも良かった。
文学っぽい原作が元ネタな作品なのに、きちんと味わえて退屈しなかった素晴らしかった。
あぁ、あのピーチパイ食べてみたいなぁ!
泣けたが
見終わってから冷静に振り返るとちょっと強引なストーリーだったように感じます。
ただ、最後の方のピンチシーンはほんと見てられなくて、さすがライトマン監督と思いました。ヤングアダルトの後半のパーティ大恥シーンといい、ピンチ演出がいやらしすぎる笑
映画だから、
現実にない設定はありだが、余りにも導入が…脱獄した囚人とたった2~3日で心通わせるって、どんだけ精神不安定な主人公設定なんだろ…数週間、数ヶ月の時間が流れてくれていれば、受け入れやすい設定に思った。けど、それぞれの心の葛藤は見応えあったかな。
奥様向け
ほんの数日間の恋を、数十年後まで引っ張る「マディソン郡の橋」の変形バージョンの様な作品でした。しかも、ふたりが結ばれないのは、不倫ではなく相手が服役しているから。
ジョシュ・ブローリンのワイルドな男気とケイト・ウィンスレットの薄幸な感じがお似合いです。
ストーリーはベタすぎで物足りなさはありますが、ロマンティックな非日常を味わいたい奥様にちょうどいい作品です。ラストもハッピーエンドです。
なんか強引に感動作を作った感じ。
設定は良かった。ただ所々強引で抜けてる気がする。国民性かも知れないが脱獄犯が真っ昼間に家の修理したりキャッチボールしたり
カナダに逃避行するのに早朝だは。夜中だろ心理的に。脱獄犯とママがお互い意識しだした瞬間子供をやたらパシリにするは。どちらかと言う脱獄犯&母息子と言うより脱獄犯&母+息子みたいな感じになったのがちょっと裏切られた感に陥った。町の風景や
音楽で助けられた感じがします。ラストはもう定番中の定番でコテコテでした。総合的に惜しい作品でした。
掘り出し物
あまり期待せずに行ったら掘り出し物的に良かった.さすがにライトマン監督,上手い.アメリカのしかも田舎町が舞台なのにピーチパイをはじめとする食べ物が美味そうだし,登場人物はキャラが立ってるし.
主役は子供
この映画は何といっても”危なっかしさ”が主点。
思春期の子供の目線が微妙です。
過去にとらわれている(とは初めは分からないが・・・)二人が引き合う、危なっかしい物語。
期待以上に良かったですね。
ヒクヒクからキュンキュンへ
原作未読。
オレの大嫌いな、ジェイソン・ライトマン監督作。
「Labor Day」
夏休み最後の日。
本作、少年の成長の物語であり、その成長の一部分が母の幸せ、へと繋がるもの、ということで、愛が罪?とか言う話ではない。
どうもケイトは「愛を読むひと」のインパクトが強いようだ。
まあ、ゲスなオレはこの設定で、初めは、そりゃあもう、ヒクヒクしてましたよ。
だけど、この主人公の少年は、脱獄犯のキャラクターにすっかり虜になり、この男だったら、母ちゃん、盗られてもいいか、と、彼の性への目覚めを並行で描くことで、女としての母ちゃんの幸せを望むようになる。
まあ、ヒクヒクポイントはそれが分かった時点で萎えるのではあるが、キュンキュンポイントは上がっていく。
母ちゃんの幸せを望む少年の映画は、もうそれだけでオレの点は甘くなる。
この物語、誰一人として、「悪い」人間が出てきていない、という点が出色。
それは、悪人がいると、この話の本核に誤解が生じるからで、それはどんなにメルヘンになろうが、非現実的になろうが、悪人は出てはいけない。
出てはいけないのだ。
そう、悪人はオレのような下品な観客のみ。はっはっは。
ただし、それでも、少年の揺れ具合はもう少しハードでも良かったのではないかと思われる。
離れた父親との会話で、その場にふさわしくない単語を使ったり、と思わせぶりをしてみたり、一瞬現れた少女の存在はそのためではなかったか。
頭の悪い隣人の息子もまあ、必要はない。ラストのピーチパイもまあ、必要ない。
まあ、母ちゃんが、もうホントやばい状態で再会のほうがぐっとくるのだが、ケイトは「愛を読むひと」とカブってしまうので、こんなところだろうか。
ジョシュ・ブローリンのヒゲ変化が素晴らしい。
脱獄時のヒゲ、ヒゲを剃っての心機一転な顔、出所時のヒゲ。
実は一番ヒゲがない時が一番ヤバイ展開、あるいは一番ヤバイ顔、なのがまた面白い。
出所時のヒゲに、ホロっときたのは、ケイトでなく、オレ。。
追記
ジェイソン・ライトマン。その作品群はヘドが出るほど、嫌いだったが、これは好きだ。
でもすごい臭さそうな「ヤング≒アダルト」はやっぱり観ないよ。
後味のよいアダルトロマンス
性的な描写はなくてもエロティシズムを感じる作品。
性に目覚める年頃の男の子と、男との生活で何かを見つけた母の微妙な心理描写が繊細です。
脱獄犯という危険な設定があるにも関わらず、後味が良い!
中高年の方推薦します。
久しぶりにハッピーな気持ちで見ました。大人のメルヘン映画でした。細かいこと、突っ込みどころは置いといて。最後のハッピーエンドで嬉しくなりました。
まるで「逃亡者」と「黄色いハンカチ」が合体したような我々世代が絶賛するような内容です。
好き、とか愛してるとか言わなくなって数十年のお父さん必見です。
余談ですが最後のシーン、ドアに黄色いハンカチが付いていれば・・・・
ピーチパィ・・・
はっきりいって、キライです。
シナモンがまずダメ。
その次に果物を温めるなんて、
キュウリをあたためるようなもんです。
わたしの小学校時代の給食では、
アツアツの酢豚のなかに入ってたヨ・・・キュウリが。
トラウマです。まじ無理っす。(><)
ま、それはさておき、この作品。
まず、ジョシュ・ブローリン。
いい役に出会えたなー、と思いました。
「ノーカントリー」「トゥルー・グリット」ではそれぞれ、コソ泥的ねこばば犯、父仇の役で、なかなか味のある、いい死にっぷり。でも、ジェフ・ブリッジスやハビエル・バルデムの名演に隠れてしまい、彼には長年同情していました。そしてようやく去年。「L.A. ギャング~」ではオスカーのショーン・ペンをぶちのめす、正義のデカ部長。わたしの心が熱くならないわけがない。
そんな思いもあり、ラストでわたしの目から汗が・・・。
今後の活躍を大いに期待したい、好きな俳優さんですね(^^)
あと、ケイト・ウィンスレット。
年齢30代後半にしてあのシワの数(ラストは特殊メイクなのかもしれませんが)。作品全般でアメリカナイズされた体型がみられ、ちょっと病気が心配。
でも、彼女のことは「タイタニック」「愛を読むひと」以外の作品や、私生活を知りませんが、いい年を重ねてるなーと思わせる、彼女にしかできない素晴らしい演技でした。
最後にトビー・マグワイア。
がんばれっ!とびー・・・・・。
映画が終わると、そんな2人(3人)のおかげで、
ピーチパィ。食べてみたいなー、と思ったのでした(^^)v
い
や
、
嘘
で
す
。
たった5日間でも、人生を変えるにはじゅうぶんの時間
たった5日間のフランクの脱獄劇は、はらはらしながらも予定調和の結末。
囚われた母子が犯人に寄り添ってしまう「アムステルダム症候群」的な映画で、妻夫木主演の『悪人』を僕は思い出していた。
ボディコンタクトが露骨すぎるとか、なんで隣人に見つからないのかとか、ちょっと都合のいいストーリーだなあと観ていたが、終盤、5日間が終わったあとからの3人の生き方に感銘を受けた。
アデルはもちろん、息子のヘンリーの人生をも大きく変えた、フランクという人間の大きさにしびれた。
たった5日間に育んだ信頼が、28年たっても薄れない。3人とも。フランクの28年、アデルの28年、ヘンリーの28年。それは空白の失われた時間などではなく、再会のための熟成期だった。なんと深い愛だろう。
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